有本リーダーが着任

2021年8月13日

JICA技術協力における中米の地方行政能力強化では、カリスマ的存在の有本稔氏が、本プロジェクトの二代目のリーダーとしてエルサルバドルへ着任しました。

2005年からホンジュラスで開始した地方行政に係る技術協力プロジェクトは、今では、グアテマラ、ニカラグア、そしてエルサルバドルでも展開しています。

有本リーダーは、着任早々、1週間後に迫った第1回合同調整員会の準備に取り掛かるとともに、地方開発社会投資基金(FISDL)のカウンターパートらと協議を重ねています。

今回の有本専門家の派遣期間は3ヶ月間ですが、その間に、社会開発モデル(注1)における市民会議と組織間連携会議の役割や組織構築をいくつかのパイロット市で進めます。また、集落開発計画(PACO)について、PDCAサイクル(注2)に基づく、モニタリング評価とフィードバックの仕組みが機能するように取り組み、同様にそのサイクルを市レベルでの開発計画に導入して、PACOと市の計画との連動を図ります。さらに本年10月には、半期評価会を開催する等、活動内容は盛りだくさんです。

(注2)Plan(計画)・Do(実行)・Check(評価)・Action(改善)を繰り返すことによって、運営管理を継続的に改善していく手法

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第1回合同調整委員会の準備を進める有本稔プロジェクトリーダー。