ガーナ共和国において、コメは主要穀物の一つです。ガーナの国産米生産量は2004年から2013年の期間で、年間24万トンから57万トンに倍増しました。しかし、近年の人口増加、都市化や食習慣の変化により、1人当たりのコメの消費量は大きく増えました。2013年のコメの総消費量は百万トンに達し、生産量は消費量には追い付いていません。消費量と国内生産量の差は輸入米で補っており、食糧安全保障及び外貨確保の観点から、国内産のコメの生産増加及び安定的供給は、ガーナ政府にとって緊急の課題となっています。
首都アクラから約100km北に位置するアクラ平原は、ボルタ川を擁し、灌漑開発のポテンシャルが高い地域…