【ケニア】看護師・医師向けリアルタイムオンライン研修

2021年11月24日

ケニアのコーストジェネラル病院では、医師と看護師に向けたオンライン研修がはじまりました。9月15日より医師26名、9月14日から看護師24名を対象に、それぞれ週1回、計8回の研修が予定されています。

最初は少し緊張感のある空気で発言も控えめな受講者でしたが、日本にいる専門職とリアルタイムで会話できるため、互いの状況の理解や信頼関係が深まると共に質問や議論が活発に交わされるようになりました。特に第3回からは受講者自身にQ&Aセッションのファシリテーターをしてもらったところ、「〇〇さん、いかがですか?」と受講生同士の指名も活発になりました。ICU患者やその家族の心理的ケアや院内の感染対策など、より実践的な場面についてケニアと日本のICUの様子を互いに聞き合う場面もあり、議論は回を増すごとに深まっています。また、ケニアと日本では患者あたり看護師数、公的な医療費の仕組みや規模などが異なるため、実際の看護方法や使う薬剤にも違いがあります。講師からは、それを踏まえてより実践的な看護方法のアドバイスがなされました。

この研修を通じ、本プロジェクトの肝でもある、日本の集中治療専門の医師・看護師からケニアの集中治療担当の医師・看護師へ医療ケースに対する助言が行われるスケジュールドケアに向けた知識を蓄えていきます。

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