【インドネシア】ハサヌディン大学病院でのプレハブ集中治療室(ICU)建設地鎮祭

2022年3月16日

インドネシアには、ハサヌディン大学病院とインドネシア大学病院の2つのプロジェクトサイトがありますが、このうちハサヌディン大学病院では、医療設備の整備としてプレハブによるICU施設の建設がはじまりました。3月9日(水)には、工事開始にあたり地鎮祭が執り行われ、本事業の工事の安全と、新型コロナウイルス感染症対策の成功が祈願されました。

地鎮祭にはインドネシアの国教であるイスラム教のメッカ巡礼者らが招待され、儀式の取り仕切りはムスリムの祈祷者が行います。今回は、感染対策のために本来行われる「ヤギの屠殺」などは省略しましたが、インドネシアの伝統や習慣を尊重することは、プロジェクトを進めるために大切にしていることです。

同病院では、既に2022年1月から日本の医師・看護師によるスケジュールドケアを通じた現地医療従事者の能力向上支援が行われています。ハサヌディン大学病院のプレハブICU建設は2022年8月に完工する予定で、この施設の活用を通じて、当地においてさらに多くのコロナ患者の診療と回復に寄与することを目指しています。

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地鎮祭の様子1

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地鎮祭の様子2