【パラオ】プレハブ集中治療室(ICU)施設整備前調査

2022年3月17日

パラオにあるベラウ国立病院において、プレハブICUの施設整備前調査を2月6日から14日にかけて行い、整備に要する情報収集と病院側との協議ができました。

当初は、2022年1月に渡航を計画していましたが、直前に新型コロナウイルス感染症の陽性者がパラオ国内で劇的に増えたため、渡航を見送らざるをえませんでした。その後、渡航者の受け入れが再開され、2月にようやく実現したものです。
到着後4日間は毎日の活動前に病院医療関係のカウンターパートらによる協力のもと抗体検査・PCR検査を受けるなど、よく配慮された体制で活動に励むことができました。
専門家は1週間という短い滞在期間でしたが、保健大臣への表敬訪問、病院との協議、プレハブICUの設置予定場所の確認やJICA事務所への報告などを行いました。短い滞在期間の中で、当初の目的を達成するためのプロジェクトカウンターパートらの積極的な協力と調査の周到な事前準備が功を奏し、初期の目的を達成することができました。
今後、パラオ国ベラウ国立病院へはプレハブICU施設とICU医療機材が供与されますが、これら機材を有効活用して日本の医師・看護師と協働し、一人でも多くの新型コロナウイルス感染症患者の回復を目指します。

【画像】保健大臣と病院長との集合写真

【画像】保健大臣との会議の写真

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