【グアテマラ】サンビセンテ病院ICU機能拡張工事完工除幕式とスケジュールドケアを通じた成果拡大

2022年7月15日

グアテマラの首都グアテマラ市に位置するサンビセンテ病院で、2022年6月15日、本プロジェクトを通じてICU病棟の改修と医療機材等を支援した施設の完工除幕式が行われました。
山元毅駐グアテマラ特命全権大使や保健省医療施設調整官のテルマ・アギラール氏にもご出席いただき、新しくなったICU病棟のテープカットや両国の国旗をあしらった銘板の除幕、内部の視察などを行いました。現地らしい生の音楽演奏もあり、オンラインで参加した日本人プロジェクト関係者や病院関係者などを含めて100名以上が参加した賑やかな式典となりました。

6月末には改修されたICU病棟に設置されたプロジェクト機材を使用したスケジュールドケア(注)を開始し、オンラインで日本・グアテマラ両国の医師同士、看護師同士をつないだ定期的な症例検討を実施しています。
特に現地の夜間に実施している医師のセッションでは、一人体制で夜勤を務める現場の医師に加え病院の指導医も自宅から接続し、リアルタイムで患者の様子を見ながら三者でのディスカッションが行えるようになりました。

本プロジェクトのグアテマラでの活動は本年9月30日をもって終了予定ですが、プロジェクトを通して機能が拡充されたICUと、ICUで活躍する医療従事者によってその成果がさらに発展されていくことが期待されています。

(注)スケジュールドケア:新型コロナウイルス感染症患者を含むICU患者の治療やケアに関して定期的に行われる、日本と現地の医療従事者間のオンライン症例検討と助言

活動現場での写真

【画像】除幕式記念撮影

【画像】除幕式:山元大使(右から2人目)、クアン院長(右から3人目)、保健省医療施設調整官アギラール氏(右から4人目)、JICAグアテマラ事務所・中山職員(右から5人目)ら

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改修されたICU病棟(外観)

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改修されたICU病棟(除幕された入り口横の記念プレート)

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改修されたICU病棟(病床)

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改修されたICU病棟(モニタリングエリア)

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プロジェクトで整備したICUモニタリングエリアの使用研修を受ける夜勤医師

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日本人専門看護師と症例検討をする現地看護師