ミャンマー連邦共和国では現在32の空港が運用され、それらのうち27の空港に定期便が就航しています。しかし、超短波全方向式無線標識/距離測定装置(VHF Omnidirectional Range/Distance Measuring Equipment:VOR/DME)をはじめとする航行援助施設、航空監視レーダー、対空通信設備など航空機の安全運航に必要な航空保安施設の整備は大きく遅れており、同国の経済自由化に伴い急激に増加する航空需要に対し、航空輸送の安全性の更なる向上及び輸送能力向上への対応が喫緊の課題となっています。そのような状況の中、航空機の監視や誘導が適切に行えない、航空交通容量が低い…