セネガル日本職業訓練センター組織能力改善プロジェクト:第3回本邦研修

2019年9月18日

職業訓練施設の運営・管理について日本の経験から学ぶため、CFPTからゲイ総務・財務局長、カー対外連携局長、ジョーン総務・財務課長及びソウ資機材課長の4名の職員が9月2日から2週間、日本での研修を受講しました。第三回目となる今回の本邦研修では、これまでの研修対象者である指導員、または指導員の経験を持つ管理職とは異なり、総務や対外連携といった管理部門の職員に焦点があてられた研修となりました。

センターの運営にあたって、管理部門の業務は直接訓練生を指導するものではありませんが、指導員とうまく連携を行いながら、訓練施設における訓練の質の向上をいかに図っていくか学びました。また、千葉職業訓練短期大学校、東北職業能力開発大学校、ポリテクセンター宮城、大崎高等技術専門校の四校を訪問し、職業訓練学校の実際の運営や民間企業との連携などについて学びました。特に、県立で予算の少ない大崎高等技術専門校を訪問の際は、校内の補修作業を訓練生が実習の一環として行うなど、限られた予算で効果的な研修を行う実態に、研修員一同深い感銘を受けると同時にセネガルでの活動における貴重なヒントを得ることができました。昨年に引き続き、本年度も研修員を受け入れてくれた橋本電業社(千葉県)では、職業訓練学校と密に連携することで、同社の必要とする人材をインターンとして受け入れ、引き続き同社の社員として採用することができるメリットが説明され、職業訓練学校と企業とのWin-Winの関係について学ぶことができました。

研修に参加した職員たちは、今回の研修で学んだことを活かし、セネガルにおいても指導員と連携しながら、CFPTがさらに質の高い訓練を提供していけるように各自の持ち場で貢献することを決意しました。

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JICA東京セミナールーム

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千葉職業訓練短期大学校

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橋本電業社(千葉県)

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大崎高等技術専門校(実習風景)

【画像】終了式