オランダの3都市で第三国研修を実施しました。

2022年6月1日

本プロジェクトでは、カウンターパートであるベオグラード市公共交通部(SfPT)の公共交通運行管理能力の向上に向けた取組の一環として、欧州先進国における全4回の第三国研修を計画及び実施しています。

5月22日~27日にかけて、オランダにおいて第1回研修を実施しました。オランダ研修では、アムステルダム、ロッテルダム、ハーグの3都市において、各地域の公共交通局や公共交通サービス事業者による講義を受けた後、実際の運行現場を視察しました。

オランダの主要都市は、様々な交通機関が存在しながらも、それらの交通機関が継ぎ目なく相互連携していると言われています。このような運用状況は、革新的な統一決済システムによって下支えされており、同システムの構造についても詳しく学ぶことができました。
また、オランダでは、電気バスなどの環境に優しい交通手段を普及させ、温室効果ガスのゼロに向けて先導的な役割を担っています。

同システムの導入を始めるにあたっては、過去10年に渡り、多くの試行錯誤から学んだ計画やインフラ整備における教訓があり、今研修では、現地の様々な機関からさまざまな指針を得ることができました。

研修員は、研修で学んだことを参考に、ベオグラードの公共交通の改善計画を策定するため、オランダの公共交通関連機関と今後も継続して協力していく予定です。

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GVB(アムステルダム市営交通公社)での講義

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ロッテルダム中央駅の駐輪場ビルの視察

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デン・ハーグ中央駅の視察