本プロジェクトとダルフール地域で実施中のJICAプロジェクトとの合同勉強会

2016年10月12日

2016年10月12日に、本プロジェクト「統合水資源管理能力強化プロジェクト」と「ダルフール3州における公共サービスの向上を通じた平和構築プロジェクト」との合同勉強会を実施しました。
本プロジェクトからは、日本人専門家とカウンターパート(WRTO:水資源技術機関)が、プロジェクト概要や本邦研修で学んだ日本における統合水資源管理(IWRM)の事例、作成したアクションプランを紹介しました。
また、ダルフール・プロジェクトのカウンターパート(州水公社職員)と本プロジェクトのカウンターパート(水資源・灌漑・電力省職員)の20名程のメンバーで、ダルフール地域における水利用に関わる現状と課題について意見交換を実施しました。本プロジェクトのカウンターパートからは水利施設の現状や運営上の課題などに関する多数の質問が出され、ダルフール・プロジェクトのカウンターパートが各州の状況について回答する等、活発な情報共有が行われました。

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IWRMアプローチの有無による水需給変化のイメージや州水公社や農業従事者を含む多様なステークホルダー(中央政府レベル・州レベル・地域レベル)との合意形成の必要性などについて梅木専門家が説明しました。

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本プロジェクトのカウンターパートから、ダルフール地域における水道の料金体制や水利用に関する現状の課題などについて質問しました。ダルフール・プロジェクトのカウンターパートからは、地域ごとに一律の料金体制となっていることや供給する水質が良くない等の回答がありました。