第1回プロジェクト・ワーキング・グループ1(PWG1)会議とプロジェクト・ワーキング・グループ2(PWG2)会議の開催

2017年1月20日

スタートアップドリル終了の翌日、ASEAN加盟各国政府の災害医療関係者、ASEAN事務局、ASEAN防災人道支援調整センター(AHAセンター)、タイ政府関係機関、JICA、国内支援員会、プロジェクトチームの約80名からなる第1回プロジェクト・ワーキング・グループ1(PWG1)会議(約40名)と第1回プロジェクト・ワーキング・グループ2(PWG2)会議(約40名)がそれぞれ開催されました。

PWG1は、実際に災害が起きたときに救援を得るために必要な地域連携ツール、具体的には災害医療活動に係る連携のための標準手順書(SOP)、医療チームに参加する医療従事者のミニマム・リクアイアメント、災害発生時の医療ニーズアセスメントのフレームワーク、ASEAN加盟各国の医療チームのデータベースのそれぞれの案の検討、起案、更に地域連携ドリルの企画、運営を行います。PWG2は災害医療の能力強化のための研修の企画、運営を担当します。

はじめに、PWG1とPWG2の合同でARCHプロジェクトの概要説明、スタートアップドリルからのフィードバックの説明を受けた後、それぞれのグループに分かれ、会議を行いました。

第1回PWG1会議では、はじめにPWG1の全体像、次回の地域連携ドリルの日程案、続いて、PWG1が検討をすすめていく地域連携ツールの説明と策定に向けたスケジュールが共有され、意見交換が行われました。

第1回PWG2会議では、はじめにPWG2の全体像について、更に5月に予定されている第1回のアセアン加盟国向け(ASEAN Member States:AMS)研修(案)の概要についての説明がなされ、研修目的、研修参加者の条件、研修内容について意見交換がなされました。最後に第2回以降のAMS研修のテーマ案が共有され、参加者の同意を得ました。

今後、それぞれのPWGが、地域連携ドリルを通じた実践的な体験から得られる問題意識や課題に対する共通認識を、連携ツールの開発や研修課題の検討に生かしていきます。

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プロジェクト・ワーキンググループ合同の写真

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プロジェクト・ワーキング・グループ1の様子

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プロジェクト・ワーキング・グループ2の様子