日米 ICS サイバーセキュリティウィーク(インド太平洋地域)

2021年3月12日

2021年3月8日~12日の期間、ベトナムの情報通信省情報セキュリティ局から2名の職員が、「インド太平洋地域向け日米産業制御システムサイバーセキュリティウィーク」にオンライン参加しました。
(注)この研修はプロジェクトが実施したものではないですが、ベトナムでもニーズが高い重要情報インフラ防御(特に産業制御システムのセキュリティ)に関連した重要な研修であることから、プロジェクトニュースで紹介します。

本研修は、経済産業省と情報処理推進機構(IPA)産業サイバーセキュリティセンター(ICSCoE)が、アメリカ・EUと連携して開催され、日米欧から50名近い専門家が協力しています。
「自由で開かれたインド・太平洋地域」という外交政策に基づき、域内の約14か国から、40名以上が研修にが参加しました。
研修生は、前半2日間の実習において、日米欧の専門家から実践的な産業サイバーセキュリティに関する手法を学びました。後半の3日間は、専門家による講演を踏まえたグループによるワークショップを行いました。
参加者にとっては、産業サイバーセキュリティの技術に触れただけではなく、専門家や各国のCSIRT・政策担当者との意見交換を通じて、「自由で開かれたインド・太平洋地域」実現に向けて、サイバーセキュリティに分野においても国際連携が極めて重要であることが認識されました。

ベトナムからの参加者も今回の研修を通じて大きな刺激を受けたようでした。
学んだ産業サイバーセキュリティ技術だけではなく、地域の安定性と発展のためには国際連携が必要であるというマインドをAIS内に広めてくれることを期待します。