品質・生産性向上(カイゼン)普及能力開発プロジェクト

Project on Capacity Building for Dissemination of Quality and Productivity Improvement(KAIZEN)

終了案件

国名
エチオピア
事業
技術協力
課題
民間セクター開発
協力期間
2011年11月~2014年11月

プロジェクト紹介

エチオピアは近年高いGDPの成長率を示しているものの製造業が伸び悩んでおり、その要因として民間セクターの立ち遅れと品質・生産性の低さが、輸出や国内外からの投資の障壁となっていました。これまで、日本式の品質・生産性向上の手法「カイゼン」を同国に導入するための技術支援を行ってきましたが、この協力では、さらに「カイゼン」を全国普及していくための制度設計、組織体制、および関連機関職員の能力強化を支援しました。これにより民間セクターの活性化に寄与しました。

協力地域地図

品質・生産性向上(カイゼン)普及能力開発プロジェクトの協力地域の地図

事業評価

協力現場の写真

  • 零細小企業を対象とした研修に向けて、研修対象企業のレイアウトの改善を考えるEKIの訓練生。(2012年2月) 

  • 零細小企業を対象とした研修の第1バッチの修了式。対象企業の金属加工会社に感謝状を渡し、訓練生および日本人専門家と共に記念撮影。(2012年4月) 

  • 金属加工会社における5Sの成果。工具を置く位置を決め、整理整頓することにより効率化を図る。(2012年4月) 

  • 木材を扱う零細小企業の5Sの成果(写真左カイゼン前、写真右カイゼン後)。散在していた木材が種類毎に整理整頓されることで、ワークスペースの拡大や作業の効率化につながった。(2012年4月) 

  • アジスアベバ市内にあるゼニス社の工場はカイゼンに取り組む模範的な会社。ヘアワックスの容器を生産するラインで、製品のチェックをしている写真。天井にはカイゼン活動をPRする大きなポスターが掲示されている。(写真提供:今村 健志朗) 

  • ゼニス社では、カイゼンを実施した結果、製品の品質や工場における生産性だけでなく、社員のモラルが向上したという。(写真提供:今村 健志朗) 

  • パソコンの画面に見入る訓練生。彼らはTVET(職業訓練校)の教師。ここで訓練を受けた後、主に零細小企業のカイゼン訓練と普及に携わる。(写真提供:今村 健志朗) 

  • 大中企業へのカイゼン指導をするEthiopian KAIZEN Institute(EKI)の職員(訓練生)による、各企業におけるカイゼンの進捗状況の発表会。(写真提供:今村 健志朗) 

  • アジスアベバ市内にある家具を製造する零細小企業を訪れ、カイゼンボードについて説明する専門家。(写真提供:今村 健志朗) 

  • アジスアベバ市内のコンクリートブロックを製造する零細小企業を訪れ、作業の様子を視察し、企業に対しカイゼンを行う。彼らはTVET(職業訓練校)の先生で1ヶ月の座学の後、2ヶ月間、現場で企業の問題解決に取り組む。(写真提供:今村 健志朗) 

関連情報

本プロジェクトの他の期・フェーズ

本プロジェクトの他の期・フェーズはありません。

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