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B-JET2020年1月

株式会社コウェルで活躍するB-JET卒業生と同社社員の声

今回B-JET卒業生が日本でどのような活躍をしているか、東京の株式会社コウェルに勤めているB-JET5期の卒業生であるサフカト・アレフィンさん、同社のマーケティング部門の今井徹さんに取材しました。

サフカト・アレフィンさんへのインタビュー

今回インタビューするサフカトさんは、こちらの会社で働き始めて3か月が経とうとしています。社会人になって初めての仕事場が日本の会社だそうです。そんなサフカトさんの声に耳を傾けてみました。

  • 現在どのような仕事をされていますか?
    現在ウェブシステムの開発及びネットショップを構築するECパッケージを勉強しています。日本のお客様相手に仕事することもあり、学びの多い充実した日々を送っています。仕事を進める中で疑問があっても先輩方に相談できるので、不自由に思うこともありません。

  • 日本のビジネスシーンでB-JETの経験は役に立ちますか?
    もちろんです。まずB-JETにはビジネスマナークラスがあり、日本のビジネス文化を学べます。加えてテキストの例文では、電車の乗り方など日本の生活の中で直面する場面を取り上げているので、既に日本の生活をイメージできていました。大きな違和感を覚えずに日本の生活に溶け込めたのは非常に良かったと思います。

  • 将来どのような仕事をしたいですか?
    開発エンジニアとして多くのプロジェクトに携わり、早くプロジェクトマネージャーになるのが短期的な目標です。プロジェクトマネージャーとしてキャリアを積んだ後、最高技術責任者を目指したいです。 最終的な目標は、日本で働いてエンジニアとして成長した後に、バングラデシュでIT企業を起業することです。バングラデシュではIT技術者の雇用機会が依然として少なく、多くの技術者が苦労しています。現地で起業して技術者向けに雇用機会を生み出すことで、こうした現状を打破したいです。

【オフィス前にて(サフカトさん)】

【B-JET授賞式にて(右:サフカトさん)】

今井徹さんへのインタビュー

さて今度は同じく株式会社コウェルで働く今井徹さんの声を聞いてみましょう。同社でバングラデシュ人を採用するのは初めてだそうですが、今回の採用を契機としてバングラデシュ人エンジニアへのアクセスを視野に、B-JETプログラムと連携して産学官での受け入れ体制を構築している宮崎市への進出を決められたそうです。
その背景には、色々な新しい発見があったのではないでしょうか。それではインタビューに移ります。

  • サフカトさんの印象はどうですか?
    まだ半年しか日本語を勉強していないのにも関わらず、とても日本語が上手なので驚きました。我々スタッフそしてお客様とのコミュニケーションに大きく支障をきたすことはないので、仕事を安心して任せられます。ITや日本語の勉強に熱心な彼は、我々のバングラデシュ人のイメージを良い意味で変えてくれました。今後の成長が楽しみです。

  • 職場で工夫されていることはありますか?
    職場では、彼の宗教観に配慮した工夫を行っています。例えば、昼食や夕食を共にする時は、ハラル食の提供を心掛けています。また社内に祈祷室も設置しました。このように彼が快適に働けるような環境整備に励んでいます。

  • 今後更にバングラデシュ人を採用したいと考えますか?
    はい。今回初めてバングラデシュ人を採用しましたが、一緒に働きやすいことが分かりました。IT分野の人気が高く、親日家が多いバングラデシュを、魅力的な人材マーケットとして捉えています。もう既に来年度の採用を計画中です。

【オフィス内の様子(左:サフカトさん 右:今井さん)】

さていかがだったでしょうか。今回は東京の企業様を取り上げましたが、B-JET生は全国各地のIT企業で働いています。日本国内の人手不足が深刻となっている地域にて、バングラデシュのICTエンジニアが貢献しているのもB-JETの特徴の1つです。
今回のインタビューを通じ、自信をもって日本語で受け答えするサフカトさん、バングラデシュへの印象が好意的なことが伺える今井さん、お二人とも素晴らしいお話をお聞かせいただきました。バングラデシュが抱える課題解決に貢献しようというビジョンを持ちつつ、日本という異国の地でエンジニアとして活躍するサフカトさんの今後の活躍が楽しみです。

注:お2人へのインタビューは2019年10月10日に実施されたものです。


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