ひろばニュース

描いてみよう!タンザニアのティンガティンガ・アート

2019年12月27日

カラフルなアフリカ布「カンガ」

12月24日(火曜)に、アフリカ・タンザニア発のカラフルで心弾むような「ティンガティンガ・アート」をタンザニアから来日中のアーティストと一緒に動物の下絵がされた紙に水彩絵の具で色を描きました!

現在、なごや地球ひろばではパネル展「まちづくりってナニ?展」を開催中です。その中に13か国のアフリカの子どもたちが「みんなでつくるきれいで健康なまち」をテーマに書いた環境絵日記を展示しています。一方、ティンガティンガ・アートはたった6色のペンキでサバンナの動物や豊かな自然、人々の暮らしを描くアートです。どちらも豊かな自然を残したいという思いは共通です。今回のイベントは環境絵日記展の連動イベントとして開催しました。

冬休み初日のこの日は、元気いっぱいの子どもたちが家族と一緒に参加してくれました。参加者は受付を済ますと、好きな柄のアフリカ布「カンガ」を選び、各自、服の上から身にまといました。カラフルなカンガで、会場がいっきに華やかな雰囲気に包まれる中、イベントはスタートしました。

世界について知ろう!

まずは、世界について知ろう!

初めに、世界を知るために国の数、人口などのクイズで盛り上がりました。子どもたちは元気に手を挙げて、次々にクイズに答えていました。その後、世界を変えるための17の目標であるSDGs(持続可能な開発目標)についての説明を聞きました。SDGsのゴール17「住み続けられるまちづくり」に関連して、2階のパネル展ツアーに出かけ、「環境絵日記」を参加者みんなで鑑賞しました。アフリカの子どもたちがきれいで健康なまちづくりのために思いを込めて描いた絵日記は、カラフルな色でまちの中に木々や緑、動物たちが描かれていました。

ティンガティンガ・アートに挑戦!

ルーカス先生の描き方に
身を乗り出して見る子どもたち!

アフリカの子どもたちが描いた絵日記を見たあとは、ティンガティンガ・アートに挑戦です。タンザニアから来日中のアーティストのルーカス先生からティンガティンガの描き方を教えていただきました。初めに、ルーカス先生を取り囲み、実際にティンガティンガ・アートを描く姿を見ながら、筆の運びを観察しました。参加者はルーカス氏の色使いや筆の進め方を熱心に見入っていました。机に前のめりになりながら凝視している子どもたちの姿が印象的でした。

ルーカス先生が背景に色付けを終えると、今度は実際に、赤、緑、黄色、青、白、黒の6色の水彩絵の具をパレットに出して、各自が好きな色を重ね塗りしたり、色を混ぜたりして、背景の色を塗りました。背景の色付けのあとは、ルーカス先生の作品づくりの観察と各自の色付けを繰り返し、自由でダイナミックに色を塗っていきました。

素敵なアートができあがりました!

素敵な作品が出来あがりました!

出来上がったティンガティンガ・アートはどれも個性的で素敵な作品ばかりでした。参加者からは、「ティンガティンガの楽しさを実感した。動物のかわいさ、野生動物を守りたい気持ちがわいてきた」「タンザニアの雰囲気を感じることができた」などの声がありました。

なごや地球ひろばでは、今後も体験できるイベントを企画していきます。ぜひ皆様お越しください!

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