リプロダクティブヘルスプロジェクト

Reproductive Health Project

終了案件

国名
アフガニスタン
事業
技術協力
課題
保健医療、ジェンダーと開発
協力期間
2004年9月〜2009年9月

プロジェクト紹介

アフガニスタンでは、女性の健康状態は極めて悪い状況でした。社会因習や地理的問題を抱える同国では、国民が「性と生殖に関する健康情報」に触れる機会が少なく、医療従事者の技術不足や保健サービスの機能不全とも相まって、妊産婦死亡率は世界でも劣悪なレベルでした。中央、州の両レベルで効果的な政策を立案し、医療サービスを提供する人材、特に女性の医療従事者の育成は、同国の緊急の課題でした。この協力では、母親と新生児への保健行政を担当する行政官の能力を高め、現場医療従事者に対する研修システムを確立するための支援を行いました。

協力地域地図

リプロダクティブヘルスプロジェクトの協力地域の地図

事業評価

協力現場の写真

  • 出産間近の妊婦さんの回診:プロジェクト活動期間前半では、マラライ国立産科病院に活動拠点を置き、同病院における母子保健サービスの改善、医療従事者の育成や研修部の設立、研修運営活動を支援すると共に、公衆衛生省のリプロダクティブヘルス(RH)部の組織強化や制度作りを支援しました。活動期間後半からはRH部に活動拠点を移し、マラライ病院での活動成果を国家RH政策へ反映させると共に、同病院での研修を各種保健施設で提供するRHサービスの向上につなげるため、カブール州保健局・市内病院・診療所への技術支援活動を実施しました。 

  • 新生児ケアの実習:マラライ国立産科病院は、1950年代に設立された国内トップの産科専門病院です。他に婦人科・小児科も持っていますが、日本でいえば、東京大学付属病院の産婦人科にあたり、看護師・助産師となる学生の実習や、有資格者への研修を実施する教育病院でもあります。 

  • 日本人専門家による模型を使った分娩介助の研修(模型教材はプロジェクトによる供与、JICAの支援で建設した研修棟にて):マラライ国立産科病院の研修センターは、JICAの支援により2006年に完成しました。プロジェクトの日本人専門家は、この研修センターの設立・立ち上げから運営実施までを支援してきました。10名のセンター専属スタッフを有し、院内外の研修を実施しています。 

  • マラライ病院の新生児室。:平成14年度緊急無償で供与した未熟児用保育器が使用されています。 

  • マラライ病院で産まれた赤ちゃん 

  • 小児科の前で子どもの診察の順番待ちをするお母さん 

  • マラライ病院スタッフ用保育部屋にいたベベちゃん。:アフガニスタンの公共施設には、旧ソ連のシステムの名残がよく見られます。その1つが、勤務者のための保育施設です。 

  • 病院へのパンを運んできた車:これもソ連侵攻時代に作られたパン焼き工場(今では一部だけ稼動しているようです)から、病院スタッフと入院患者さんのためのパンが配達されました。車にぎっしりのパン!アフガンのパンはなかなかおいしいです。 

  • ジャマラ・ミーナCHCの外観:マラライ病院は、施設レベルでいえば、一番てっぺんにある高次医療施設です。その下のレベルは、順に(高→低)、州病院、郡病院、包括的保健センター(CHC)、保健センター、保健ポストとなっていますが、出産のできる保健施設は、州病院〜包括的保健センター(CHC)です。下位の保健施設にいく毎に、対応できるサービスの種類・程度は異なります。 

  • ジャマラ・ミーナCHCの薬剤管理状況をチェックする日本人専門家:カブールの公共保健施設(CHC以下)は、普通の民家を借りて、中を保健施設用に改修して使っている所が少なくありません(従って保健施設のある土地も、公衆衛生省の土地でない所が多々あります)。この為、家賃を滞納してしまった保健施設が追い出され、これまであった保健施設が、ある朝突然閉鎖され、どこに移ったのか近所に住んでいる人達も知らない・・・というような事態が起こります。日本ではちょっと信じられないような話ですが。 

関連情報

関連・連携プロジェクト

関連・連携プロジェクトはありません。

本プロジェクトの他の期・フェーズ

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