防災能力向上プロジェクトフェーズ2

The Project on Capacity Development in Disaster Management in Thailand(Phase2)

国名
タイ
事業
技術協力
課題
水資源・防災
協力期間
2010年6月〜2014年5月

プロジェクト紹介

タイでは、2004年のスマトラ島沖地震の際、大津波で多数の死傷者を出したことを契機に、防災能力の向上に努めています。日本はフェーズ1で、内務省防災軽減局(DDPM)の能力強化と関係諸機関との連携強化、また対象県における災害対応能力向上を支援しました。この協力(フェーズ2)では、DDPMが県や地方レベルの関係機関と協力して、防災・災害軽減アクションプラン、コミュニティ防災活動、学校防災教育を普及させていくための能力向上を支援しました。これにより、モデル県・モデル村以外での防災・災害軽減活動の普及に貢献しました。

協力地域地図

防災能力向上プロジェクトフェーズ2の協力地域の地図

事業評価

協力現場の写真

  • 災害時にどのようなことが起こりうるのか想像する力を養い、情報の処理能力、判断力を鍛えるとともに、防災計画の検証が行える災害図上演習。これまでタイではあまり実施されていなかった。本プロジェクトの活動を通じて、災害図上演習が徐々にタイ防災局に根付きつつある。 

  • タイ防災局職員向けの研修にも、災害図上演習を取入れている。成果の発表にも熱が入る。 

  • 本プロジェクトでは、コミュニティのための警報・避難計画策定ワークショップを開催し、コミュニティによるハザードマップ作成、避難経路、避難場所の確認、防災のための組織づくり等について支援を行っている。写真は、作成されたハザードマップを用いて、DIG(ディザスター・イマジネーション・ゲーム)を実施しているところ。 

  • コミュニティで実施中の避難訓練の一コマ。街角に、ワークショップで作成された避難経路図と、避難場所の方向を示すサインボードが掲示されている。 

  • カウンターパートを日本に招いての研修では、東日本大震災の被災地の一つ、岩手県田老地区を訪れた。被害の凄まじさもさることながら、日本の被災者支援制度、がれきの処理、復興構想などに高い関心が寄せられた。 

  • 洪水リスク管理に関する研修風景。構造物対策設計のための基礎知識を付けることを目的として実施。 

  • モデルサイトに設置した雨量計・水位計を使用した野外研修。全国で画一的に定められてしまっている警戒基準に対して、地域ごとの降雨と洪水との関係を明らかにし、警戒基準の改善に役立てる。 

  • 防災教育のワークショップで実施したモデル授業に参加中の中学生。真剣なまなざしで説明に聞き入っている。 

  • 洪水の原因について発表する中学生。下のほうにある挿絵は、左は堤防が決壊しておきる洪水、右は内水氾濫。 

  • 2011年のタイにおける大規模洪水では、多くの若者がボランティアとして土嚢(どのう)作りに精を出した。本プロジェクトでも、当時不足していた土嚢(どのう)袋(250,000袋)を緊急支援物資としてタイ防災局に提供した。 

関連情報

関連・連携プロジェクト

関連・連携プロジェクトはありません。

本プロジェクトの他の期・フェーズ

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