道路維持管理能力向上プロジェクト

The Project for the Capacity Development of road maintenance in the Republic of Mozambique

終了案件

国名
モザンビーク
事業
技術協力
課題
運輸交通
協力期間
2011年8月2014年7月

プロジェクト紹介

モザンビークでは、長年続いた内戦の影響により道路整備が著しく立ち遅れています。同国の主要幹線道路・橋梁の整備・維持管理の責任機関である道路公社は、近年業務の外部化によって、計画策定や維持管理業務を適切に実施する能力が低下していました。この協力では、道路公社職員を対象に、道路の点検、補修計画、施工監理など一連のサイクルにおける組織力・技術力の回復と向上を支援しました。これにより、道路公社の道路維持管理能力の向上を図り、同国の安全で円滑な道路状況の改善に貢献しました。

協力地域地図

道路維持管理能力向上プロジェクトの協力地域の地図

事業評価

協力現場の写真

  • ワークショップ。カウンターパートである道路公社(以下、ANE)の道路維持に関する改善点について討議しあう藤島チーフアドバイザーとカウンターパート。 

  • 試験施工の現場。青い空と地平線、舗装は簡易舗装、施工後20年は経過している。つぎはぎだらけの舗装で特にエッジが欠落している。 

  • 現場での打ち合わせ。現場にて施工数量を確定するためにANEと入念な打ち合わせを行う藤島チーフアドバイザー。 

  • コントラクターの指導。カウンターパートだけでなく、現地雇用ワーカーにも指導を行わなければ正確な数量を確定することはできない。 

  • 機材の保管状況。道路補修に最低限必要な機材を供与機材で購入し、試験施工近くの倉庫に保管している。盗難防止のため、各機材を鎖で繋ぎ、警備員も24時間体制で見張らせている。 

  • 機材を請負人に貸与するために、機材の使い方について入念な説明を受けるカウンターパート。 

  • 道路補修の状況。舗装のエッジが欠けているために、その施工最小幅の確認とコールドミックス材の施工性を確認している。 

  • コールドミックス(骨材加熱)の試験混合。補修材料を現場混合する様子。試行錯誤を行い、適正なアスファルト量と加熱時間を決定する。 

  • 供与機材のアスファルトカッター。ポットホールの補修で健全な部分を温存して補修するために必要である。しかし、現実はカッターが使われない場合が多く、継ぎ目から直ぐに壊れる場合が多い。 

  • キャリブレーション。容積配合のために配合前の骨材の容積を確認する。現場配合の毎に容積が変わらない様説明を加え、それをエンジニアが管理する。 

関連情報

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本プロジェクトの他の期・フェーズ

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