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LBTによる瀝青表面処理工法、プロジェクト始まる!(2016年3月31日)

2016年2月、ガーナ国LBTによる瀝青表面処理工法一プロジェクトが正式に開始しました。このプロジェクトは、2016年から2019年まで3年間にわたり、ガーナ国の地方道路を対象として行われるものです。

ガーナ国の地方道路の表層は、主にグラベルと呼ばれる土砂で作られていますが、強度が不足して雨期明けなどには洗掘されてしまい、毎年のように維持管理のための工事が必要なります。この負担を少しでも少なくするには、表面を瀝青(アスファルト)で処理することが有効ですが、これまでこれは機械施工で実施されてきました。

一方、地方では、産業も限られていることから慢性的に就労の確保が課題となっています。これに対して、人力施工(LBT「Labour Based Technology」と呼ばれています)の有効性が確認されています。LBTでは、工事費の多くの部分が人件費として労働者に直接支給されるため、地域経済におおきな裨益効果が期待されます。これまでガーナ国において、LBTは主としてグラベル舗装に適用されており、瀝青舗装に適用された実績はありません。このため、本プロジェクトでは、LBTにより瀝青舗装が施工できるよう、ガイドラインの整備を目指すものです。

2016年2月16日には、ガーナ国のカウンターパート(C/P)である地方道路局(DFR))において合同調整委員会(JCC)が行われました。JCCは、C/P及び関係者にプロジェクトの進捗や結果を報告するもので、プロジェクトの最終的な意思決定機関になります。JCCでは、専門家ならびにDFR担当者よりワーク・プラン(案)の説明がなされ、関係者による意見交換を実施されました。これらを踏まえ、DFR及びその監督省庁である道路省(MRH)から、ワークプラン等の承認を頂くことができました。

今後、ワークプランにある工程計画に従って、まずは現状把握からプロジェクトがスタートします。本プロジェクトに参加する専門家チームは以下のとおりです。

  • 小川基樹(総括/地方道路計画)
  • 角岡正嗣(副総括/道路舗装)
  • 高橋宏明(LBTガイドライン)
  • 小林一典(積算/安全管理)
  • 西田正彦(施工監理)
  • 長田千恵美(環境配慮)
  • 武田由美子(業務調整1/研修企画)
  • 平川貴章(評価モニタリング1)
  • 庄子真由美(業務調整2/評価モニタリング2)
  • 徳永達己(プロジェクトレビュー)

(小川基樹/総括・地方道路計画)

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第一回JCC実施風景

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プロジェクト概要を説明するC/P

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JCCメンバー集合写真