参加型生物多様性保全推進プロジェクト

Project for Promoting Participatory Biodiversity Conservation

実施中案件

国名
コスタリカ
事業
技術協力
課題
自然環境保全
協力期間
2013年4月~2018年3月

プロジェクト紹介

コスタリカは、世界の「生物多様性ホットスポット」としてメソアメリカ地域で重要な国と位置付けられており、一時は減少の一途をたどっていた森林面積も、1980年代後半から森林保全や生物多様性保全の取り組みが実施された結果、現在は飛躍的に回復しています。しかし、自然保護区の管理体制は、人間による違法な活動を排除する管理モデルが中心で、周辺住民との対立を招くことも多かったことから、この協力では、地域住民とともに保護区管理を行う参加型生物多様性保全の強化や、地域の拠点として国内外での知識の共有活動などを支援します。これにより、同国および中南米各国における生物多様性保全に貢献します。

協力地域地図

参加型生物多様性保全推進プロジェクトの協力地域の地図

事業評価

協力現場の写真

  • MAPCOBIOプロジェクトの研修を通じて参加型生物多様性保全の経験の体系化手法を学んだプロジェクト連絡員(手前の女性)が、今度は自らが講師となり他のSINAC職員に対して体系化の重要性や意義、手法について説明を行った。 

  • コルコバード国立公園。森林は多くの生態系サービスを供給してくれる貴重な財産。 

  • マヌエル・アントニオ国立公園。多様な生態系を有する同公園は、有数の来場者数を誇る。 

  • バナナの花房にいるキツツキ(ホオグロミヤビゲラ):バラ・デル・コロラド野生生物保護区(写真提供:今村 健志朗) 

  • バラ・デル・コロラド野生生物保護区内の湿地帯をボートで移動しながら生物の観察をするSINAC職員と専門家(写真提供:今村 健志朗) 

  • ポアス火山国立公園のポアス火山(海抜2708m)にあるクレーター湖(水深約300m)。ポアス火山では活発な火山活動が見られ、状況によっては国立公園への入場が厳しく制限される。 

  • カウィータ国立公園のノドジロオマキザル(CebusCapucinus)。この国立公園の管理計画は地域住民の参加と承認を得ながら策定されている。 

  • カラーラ国立公園のブチタイランチョウ(Myiodynastes maculatus)。木の実や飛翔性昆虫など様々なものを食べる。 

  • 国立公園の日の展示でプロジェクトブースを訪れた小学生にトラップカメラで撮った動物のビデオを紹介する。 

  • 中米・カリブから参加者を募って行った「経験の取りまとめ手法」セミナーで指導をするカウンターパート 

プロジェクトニュース

関連情報

関連・連携プロジェクト

関連・連携プロジェクトはありません。

本プロジェクトの他の期・フェーズ

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