連邦首都区無収水削減プロジェクト

Federal Capital Territory Reduction of Non-Revenue Water Project

実施中案件

国名
ナイジェリア
事業
技術協力
課題
水資源・防災
協力期間
2014年10月~2018年3月

プロジェクト紹介

ナイジェリアは、都市部の急激な人口増加に給水サービスが追い付かず、都市部での改善された水源を利用する人の割合が低下しています。このため、給水事業を担う連邦首都区水道公社(FCTWB)は、給水エリアの拡大が急務であるとして、新規浄水場の建設および給水区域拡大などの対策を進めています。また、現状の無収水率では計画どおりに給水を行うことができず、改善された水源を利用する人の割合を増加させるのに支障が生じる恐れがあります。この協力では、FCTWBの無収水モニタリング及び削減対策の手法確立、無収水に係る中期戦略計画の策定を支援します。これにより、FCTWBの無収水削減能力の強化を図り、同地域の無収水率の削減に寄与します。

協力地域地図

連邦首都区無収水削減プロジェクトの協力地域の地図

事業評価

協力現場の写真

  • 第1回合同調整委員会(2014月12月2日実施)の様子。カウンターパート、JICA現地事務所、日本大使館、JICA専門家チームなどの代表者らが出席し、プロジェクト運営に係る意思決定が行われた。 

  • 同委員会における、JICA専門家によるワークプラン説明の様子。出席者に対してプロジェクト概要をプレゼンテーションし、意見交換が行われた。 

  • カウンターパート職員の案内で、プロジェクト対象エリアの首都アブジャ(FCT)の水道水源であるLower Usumaダムを視察するJICA専門家チーム。貯水容量1億立方メートルを有する。 

  • カウンターパート職員の案内で、Lower Usuma浄水場を視察するJICA専門家チーム。最大浄水処理能力は日量720,000立方メートルであるが、一部の処理設備の老朽化による能力低下が問題となっている。 

  • パイロット・プロジェクト・エリアにおいて、配水管上の各種弁類の位置、動作状況を確認するカウンターパート職員。既存の弁類を最大限活用してパイロット・プロジェクトを実施する。 

  • 配水管図を用いてカウンターパート職員から説明を受けるJICA専門家チーム。配管網の竣工図がすべて揃っておらず、図面整備および情報管理の改善が望まれている。 

  • 図面を用いてパイロット・プロジェクト・エリアの配水管理区域を設定するカウンターパート職員。職員らにとって初めての取り組みであり、JICA専門家の技術指導を受けて設定を行った。 

  • 第1回ワークショップ(2014月12月4日実施)の様子。カウンターパート、JICA現地事務所、JICA専門家チーム、国際援助機関の水セクター担当者ら約80名が出席し、首都アブジャ(FCT)の水道の変遷・概要、プロジェクトの概要および進捗、日本の無収水対策などが発表され、活発な意見交換が行われた。 

  • 第1回四半期会合(2014年12月16日)の様子。同会合は、カウンターパートの主体的な進行により技術的な意思決定、情報共有の場として実施される。 

  • JICA専門家チームによるカウンターパート職員の個人能力評価(キャパシティ・アセスメント)の一コマ。プロジェクトでは、組織および個人それぞれの能力評価を行い、計画的な能力開発を行う。 

関連情報

関連・連携プロジェクト

関連・連携プロジェクトはありません。

本プロジェクトの他の期・フェーズ

本プロジェクトの他の期・フェーズはありません。