持続的漁業のための水産セクターマスタープラン策定プロジェクト

Project for the Formulation of Master Plan for Sustainable Fisheries(MASPLAN)

実施中案件

国名
モルディブ
事業
技術協力
課題
水産
協力期間
2014年10月〜2017年10月

プロジェクト紹介

モルディブは、インド洋に1,190の島々で構成される海洋国家で、観光業と漁業を基盤としています。リゾート島以外の環礁では労働人口の多くが漁業に従事しており離島における雇用創出の観点から、また輸出の大半を水産物が占めていることから、外貨獲得などの観点からも漁業セクターの位置付けは重要です。しかし、カツオをはじめ特定魚種への依存度が高く、漁業の多様化や冷凍魚の輸出に留まらない高付加価値化の促進、持続的な水産資源管理の重要性が高まっています。この協力では、水産セクター開発マスタープランの策定を支援します。マスタープランの実施により、同国の水産資源が持続的かつ効率的に利用されることが期待されます。

協力地域地図

持続的漁業のための水産セクターマスタープラン策定プロジェクトの協力地域の地図

事業評価

協力現場の写真

  • 流通・加工サブセクターの参加型ワークショップの一コマ。各サブセクターではそれぞれ数回のワークショップをおこないステークホルダーの意見を計画に反映させています。 

  • プロジェクトの進捗はステークホルダーコンサルテーション(2015年5月)で離島の漁業者や水産民間企業にも説明され、各サブセクターのカウンターパートがパネリストとなり、活発な質疑応答が行なわれました。 

  • 漁村の社会経済調査では様々なグループ毎の意見を聞きました。これは女性グループからのヒアリング調査の様子です。期待した水産加工の話よりも家族の問題、子どもの教育問題などの話題が多かったです。 

  • カツオ一本釣り漁船の活餌水槽の改善について指導している専門家とカウンターパートの様子です。改善された漁船でその効果を確認するパイロットプロジェクトを約1年かけて実施する計画です。 

  • 第1回目のカウンターパート本邦研修(2015年7月)には5名の漁業農業省職員が参加し、大学などでの講義とともに各地の先進的な水産施設を視察しました。氷点下60度のマグロ保存用冷凍庫は興味深かったようです。 

  • カツオ一本釣り船での乗船調査の様子です。釣獲方法、活餌の管理、漁獲後の処理など日本の方法とは相当に違います。プロジェクトでは、特に大きな課題となっている活餌の生残率改善に取り組んでいます。 

  • ヒキマスと呼ばれるカツオを原料とした加工品で、モルディブの食文化には欠かせない食材。日本の鰹節によく似ています。これら加工品の品質管理システムの構築や流通・販売促進策にも取り組んでいます。 

  • マグロの魚体内部の温度チェック。これはすでに冷蔵された個体ですが、釣獲直後は処理が悪いと60度を超える「高熱」となり、いわゆる「身焼け」を誘発し、刺身商材とはなりません。漁獲後の処理が課題です。 

  • モルディブでは地元消費用あるいはリゾートへの魚供給用としての沿岸漁業(リーフ漁業)もあり、その漁業管理の手法についても本プロジェクトで検討して行きます。 

  • 養殖ナマコの乾燥製品。漁業農業省は生産手段の多様化と言う視点から養殖に期待しており、本プロジェクトでもその発展の可能性を探る予定です。 

関連情報

関連・連携プロジェクト

関連・連携プロジェクトはありません。

本プロジェクトの他の期・フェーズ

本プロジェクトの他の期・フェーズはありません。