メコン地域人身取引被害者支援能力向上プロジェクト
Project on Capacity Development on Assisting Victims of Trafficking in the Greater Mekong Sub-regional Countries
終了案件

- 国名
- タイ
- 事業
- 技術協力
- 課題
- ジェンダーと開発
- 協力期間
- 2015年4月~2019年4月
プロジェクト紹介
急速なグローバル化に伴い人々の移動が活発化する中で、人身取引は国境を越えた各国共通の深刻な問題となっています。メコン地域(タイ、カンボジア、ラオス、ミャンマー、ベトナムおよび中国南部)における人身取引の流れにはさまざまありますが、特にタイは、経済発展に伴い、建設業、水産業、水産加工業、性産業を含め安価な労働力への膨大な需要があり、地域内の人身取引被害者の到達国となっています。この協力では、タイ国内で保護された被害者の帰国/帰還や社会復帰支援に係る複数の行政機関を多分野協働チームとして能力強化し、また、周辺国との連携などを通じ、被害者の生活の再建を支援しました。これにより、メコン地域の人身取引被害に対する対策が効果的に行われました。
【上位目標】
大メコン圏諸国において VOT に対する支援対策が効果的に行われる
【プロジェクト目標】
タイ人及び非タイ人VOTとタイ国内で被害に遭った外国人VOTの生活の再建に向けた支援が改善される。
【結果】
1)タイ国内で社会復帰支援に取り組むソーシャルワーカー/ケースマネージャーを中心とするMDTメンバーとVOTから構成される自助グループの社会復帰支援に関する能力が強化される。
2)タイ国内で活動する VOT の帰国/帰還支援に取り組むソーシャルワーカー/ケースマネージャーを中心とする関係諸機関の連携が改善される。
3)タイの周辺国において、VOT の帰国/帰還支援と社会復帰に関わる支援体制が強化される。