アフリカ型イノベーション振興・JKUAT/PAU/AUネットワークプロジェクト

AFRICA-ai-JAPAN Project:African Union-african innovation-JKUAT AND PAUSTI Network Project

終了案件

国名
ケニア
事業
技術協力
課題
教育
協力期間
2014年6月~2020年6月

プロジェクト紹介

ケニアのジョモ・ケニヤッタ農工大学(JKUAT)は、アフリカ連合委員会が2008年に立ち上げた「汎アフリカ大学(PAU)構想」の下で、アフリカにおける「科学技術イノベーション(STI)」分野の人材育成拠点(汎アフリカ大学 基礎・科学・技術院:PAUSTI)のホスト大学に選ばれました。JKUATは、日本が1970年代の設立準備段階から長年支援してきた大学で、日本の大学や民間企業と独自の協力関係を構築しながら、ケニア有数の農工大学に発展しています。この協力では、そのアセットを活用するかたちで、アフリカ全土へのSTI分野の優秀な産業人材を輩出することを目指し、ホスト大学のJKUATへの支援を通じて、PAUSTIのSTI分野の研究環境の整備や研究・実践活動の強化を図り、JKUATがPAUSTIのホスト大学としての役割を果たす能力を更に強化する支援を行います。

協力地域地図

アフリカ型イノベーション振興・JKUAT/PAU/AUネットワークプロジェクトの協力地域の地図

事業評価

協力現場の写真

  • 2018年6月に実施された第4回目のPAUSTI卒業式。PAU構想で初の博士号取得者(14名)を輩出した。 

  • JICAの供与機材を活用して、工学部の教員・技官たちにデジタルファブリケーションの研修を行う日本人専門家。 

  • デジタルファブリケーションの研修にてグループワークに取組むJKUATとPAUSTIの学生たち。リケジョも多く在籍している。 

  • 2014年8月下旬から9月上旬にかけて鳥取大学から大澤克幸教授、三浦政司准教授がJKUATを訪問され、主に「ものづくり道場(仮称)」設立に係る技術指導、工学部教員・学生を対象にしたセミナーなどを実施した。 

  • 工学系の授業風景。ケニア国立ジョモ・ケニヤッタ農工大学(以下、JKUAT)最大の特徴・強みである実践面の習得により卒業後の社会貢献における即戦力を育成する。JKUATが実践に強い大学であるという評価は充分にケニア社会に定着しており、この好評価が優秀な学生を集めるという相乗効果を生み出している。 

  • 2019年3月に岡山大学で博士号を取得した研修員の帰国報告会。岡山大学は同プロジェクトの国内支援大学のひとつ。 

  • 農学系活動の一環としてキャンパス内にビニールハウスを設置し、ケニアの環境に適応する品種の開発や栽培システムなどの研究活動を実施。 

  • 毎年11月にJKUAT主催で行われるScientific Confernce。日頃の研究成果を教員・技官・学生らが発表している。 

  • ABEイニシアティブ第1期派遣生として、JKUATからは6名が選抜された。Global Environmental Studies、International Management、Environmental and Life Scienceなどの分野においてそれぞれ研鑽を積んでいる。 

  • 2019年5月に開催されたPAUSTI第7バッチのオリエンテーション。96名(うち博士34名、修士62名)を33ヶ国より受け入れた。 

関連情報