プロジェクト第3回研修の実施

2017年2月11日〜14日の日程で、第3回目のTRI法研修が実施されました。

今回の研修では、前回の研修後の反省会の意見で挙げられた、研修講師の研修期間中の拘束時間の負担が大きいことへの課題に対して、研修の内容と質を変えずに、より短期間の研修日程で実施しました。具体的には、TRI法手技を習得するために必須な項目を押さえ、ハイレベルな技術については簡略化することで4日間の研修期間から3日半に短縮されました。
今回の研修受講者は10名で、その内の半数は心臓インターベンション専門医でした。

実習では、講師がTRI法を用いた3件の施術を実施しました。これまでは研修員が狭い心臓カテーテル室に入って実習を行っていましたが、今回は心臓カテーテル室と講義室をビデオで中継し、ライブ形式で研修を行いました。TRI法を施術している講師と講義室の講師と受講者がタイムリーに意見を交換しながらの形態のため、受講生からも好評でした。

このTRI法の手技を習得するための研修を受講することで、メキシコ循環器審議会(CMC Consejo Mexicano de Cardiologia、以下CMC)の専門医資格の認定に必要な単位、あるいは専門医資格の認定更新に必要な単位、更には研修講師に単位が、CMCより付与されます。これはプロジェクトによってTRI法が心臓インターベンション専門医の認定・更新にかかる制度の中に取り入れられるよう取り組んだ結果、CMCに認められたことです。プロジェクト効果の持続性を確保する上で、単位の付与は重要な役割を担っています。

第三回研修

第三回研修

ビデオ機材を利用しライブ映像を研修に用いた

ビデオ機材を利用しライブ映像を研修に用いた