プロジェクト第4回研修の実施

メキシコ国立循環器病院にて2017年5月27~29日の日程で、第4回目のTRI法研修が実施されました。

本研修で講師を担う医師たちは、メキシコの医療現場の最前線で働いています。そのため、研修日程の拘束時間が長いことが、講師陣を迎えるにあたっての障壁でした。そこで前回の研修に続き、より多くの講師の参加を促すために実施期間を3.5日間から3日間へ短縮しました。それにより前回の6名から、9名の医師を講師として迎えることが出来、またそのうちの3名は地方から参加してくれました。さらに初日を座学、2日目にシミュレーターを用いた実習、3日目を患者の協力を得た臨床実習と位置づけたことで、学習効率が改善し、研修内容の質を保つことが出来ました。

また、湘南鎌倉病院の循環器医師がJICA短期専門家として本研修にも参加しました。当専門家は事例発表を担当し、TRI選択が困難な事例など、様々な経験を参加者と共有していました。今後も、短期専門家と共に研修内容の改善を図っていく予定です。

本研修には、メキシコ国立循環器病院で研修中の外国籍の医師が2名参加しました(ドミニカ共和国、ペルー)。TRI法が長期的に中南米諸国へと普及していくよう、プロジェクトでは引き続き研修を充実させていきます。

第4回研修

第4回研修

シミュレーターを用いながら実習をする様子

シミュレーターを用いながら実習をする様子