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「森林火災管理」研修で、チリ中部で起きた大規模森林火災の経験を他国と共有しました。

今年度最初の研修となる第2回「森林火災管理」研修が4月10日から28日までの3週間、サンチアゴ市内を中心に行われ、チリを含む15カ国25人の中南米諸国の行政官や消防士らが能力強化を図りました。チリ中部では昨年末から大規模な森林火災が発生し、研修実施機関のチリ森林公社やチリ消防団、チリ内務公安省国家緊急対策室(ONEMI)などが対応に追われました。研修員らは、研修の一環として被災地のマウレ州やビオビオ州を訪れ、被災・復興状況や、火災発生時の各機関や地元住民の協力体制などについて、自国の取り組みの参考とするために熱心に聞き取りしました。
研修ではその他に、ヘリコプターや航空機などの空中消火機材の利用、住民への防火啓蒙活動、風速や地形などの情報を入力し火災の広がりについてシミュレーションするソフトウェアの使い方などを学びました。

(文・写真 武田和代)

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サンチアゴ市内で開かれた「森林火災管理」研修。

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閉講式で修了証書を手にする研修員ら。