ウランバートル市における障害者の社会参加促進プロジェクト

The Project for Promoting Social Participation of Persons with Disabilities in Ulaanbaatar City

実施中案件

国名
モンゴル
事業
技術協力
課題
社会保障
協力期間
2016年5月~2020年5月

プロジェクト紹介

モンゴルでは、政府からの障害年金はウランバートル市での最低生活水準月額を下回っており(政府調査2013年)、障害者の多くが貧困状態にある可能性があります。就労率も低い要因として、障害に対する社会の理解が不十分であることや社会参加の現状に関する情報が圧倒的に不足していることなどが考えられます。この協力では、同市において、障害者の社会参加に係る情報の収集、人口開発社会保障省(MPDSP)や障害者の社会参加を促進する団体の能力強化などを支援します。これにより、同市における障害者の社会参加を促進する体制の強化を図り、同市内において障害者の社会参加が促進されることに寄与します。

協力地域地図

ウランバートル市における障害者の社会参加促進プロジェクトの協力地域の地図

事業評価

協力現場の写真

  • プロジェクトのキックオフ会合において今後の活動予定を説明する千葉チーフアドバイザー(2016年7月)。カウンターパート機関の大臣、事務次官、ウランバートル市副市長を始め、多くの政府関係者・障害者団体・支援団体関係者など、約80人が参加した。 

  • ウランバートル鉄道駅のバリアフリー状況を視察する車椅子利用者(2016年8月)。障害者、高齢者用の休憩室は整備されているが、その部屋へ向かう途中には階段があり、職員が移動を手伝っている。 

  • ウランバートル鉄道駅のバリアフリーの状況について、駅の職員と現状と改善点を話し合う視覚障害者、車椅子利用と労働社会保障省職員(2016年8月)。 

  • モンゴル国内で実施してきた障害者の自立生活運動について、JICA専門家とカウンターパートに向けて説明をするソンギノ自立生活センターの職員たち(2016年8月)。 

  • チンギスハーン国際空港のバリアフリー状況を視察する車椅子協会会長と職員(2016年8月)。改善された点と課題について、JICA専門家と話し合っている様子。 

  • バヤンゴル区役所の情報アクセシビリティをチェックするモンゴル聴覚障害者協会のろう者(2016年8月)。 

  • ウランバートル市の列車に導入された車椅子専用車両の使いやすさをチェックする車椅子利用者(2016年8月)。 

  • ウランバートル市内を走るバスを利用する車椅子利用者(2016年8月)。ノンステップバスが走っていない道では、介助者や乗客が乗り降りを手伝う。 

  • プロジェクトで実施した研修に参加するスタディツアーの日本人とプロジェクト関係者(2016年8月)。「障害」は社会にあるという視点を理解するための「障害平等研修」を実施している様子。 

  • モンゴルにおけるパソコンや携帯電話の情報アクセシビリティの現状と課題についてJICA専門家に説明するモンゴル視覚障害者協会の職員(2016年8月)。 

プロジェクトニュース

関連情報

関連・連携プロジェクト

関連・連携プロジェクトはありません。

本プロジェクトの他の期・フェーズ

本プロジェクトの他の期・フェーズはありません。

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