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第1回輸送担当者研修

2018年3月12、14、16日

2018年3月に、第1回輸送担当者研修をヤンゴン、ネピドー、マンダレーの3都市で実施しました。ヤンゴンでは86の郵便局から、ネピドーでは8郵便局から、マンダレーでは67の郵便局から、合計161名の局長が参加しました。

161局の局長は、第4回JCCにて輸送担当者に指名されました。輸送担当者の役割は、郵便業務において非常に重要な概念である「結束」の意味を理解し、必要な情報を把握し、自局での「結束」を守らせることです。

1.輸送担当者研修の目的

この研修では、以下の3つを目的があります。
1)輸送業務に関する基礎的な知識を理解する
2)自分の郵便局の結束相関図を作成する
3)輸送業務の管理/運用方法を理解する

2.研修の模様

前半は、JICA専門家より輸送業務に関する基礎的な知識や、日本郵便の輸送システム、ミャンマー郵便の輸送の現状について講義を実施しました。

輸送担当者研修の様子(ヤンゴン)

輸送担当者研修の様子(ヤンゴン)

輸送担当者研修の様子(ネピドー)

輸送担当者研修の様子(ネピドー)

後半は、結束相関図の読み方を説明した上で、各局の結束相関図の書き方指導を行いました。
結束相関図とは、「輸送便の到着した郵便物の区分、配達出発まで」と、「窓口で郵便物を引受けてから輸送便で差立て(注1)るまで」における郵便物の流れをひとつの時間軸(表)で表した図であり、局内業務の管理に役立ちます。

結束相関図の書き方指導(マンダレー)

結束相関図の書き方指導(マンダレー)

各局長が自局の結束相関図を書きます(ネピドー)

各局長が自局の結束相関図を書きます(ネピドー)

最後のパートでは、局長として輸送業務をどのように管理・運用するのかについて講義を実施しました。局長からは、「局内業務の管理に役立つ」「局員にも説明する」と言った感想が出ました。

(注1)差し立て:引き受けた郵便物を送付すること

3.今後の展開

研修に参加した161名の局長は、3月19日より一か月間の輸送業務のモニタリングを実施します。研修で学んだ輸送業務の知識や管理方法を活用し、差立てるべき郵便物は全て区分し郵袋(注2)を作成したか、決められている時間通りに郵袋を閉めたかといった項目について毎日チェックを行います。

今後は、各局の本研修の理解度及び結束相関図の作成状況を把握した上で、不十分な郵便局に対しての必要なフォロー、さらにはミャンマー国における郵便物の送達日数改善に向けた取り組みを推進していきます。

(注2)郵袋:郵便物、小包を納入する大きな袋(輸送用)