5年5ヶ月のプロジェクトが終了します

「ラオス持続可能な保健人材開発・質保証制度整備プロジェクト」(DQHP)は、2018年7月23日より、5年5ヶ月の事業期間がまもなく終了します。

活動期間の約半分の期間が、コロナ感染症拡大に世界が揺れた時期であり、ラオス保健省はその後の経済危機下での業務を余儀なくされています。そのような最中、カウンターパートの非常に高いコミットメントによって、本事業は、国家試験や看護師インターン研修の実施を通して、保健医療人材(特に、看護師および助産師)の質の確保に資する免許制度導入を達成しました。

2023年10月24日に開催された最終の第6回合同調整会議(JCC)では、プロジェクトの成果と失敗の経験から学びを得て、より現実的で持続的な免許制度への変更を検討することが合意できました。それは、主なカウンターパートである看護助産のリーダーたちが実践を通して、国家試験や看護師インターン研修に関する知見を増やし、新たな方向への歩みを進めることができると自信をつけ、看護助産の制度をモデルとして他職種(医師や歯科医師)が信頼しているからこその決断だと思います。

去る専門家3名に対しては、保健省から感謝状とラオスの行事であるバーシーを行ってくださり、安全な旅路と、これからの幸せを願ってくださいました。

来年初頭より、免許更新のための継続教育制度整備プロジェクトが開始予定です。引き続き、ラオスにおいて、保健医療人材の免許制度が確立され、安全で質のある保健医療サービスが提供されることを願ってやみません。

最後に、5年5ヶ月、プロジェクトをご支援くださった皆様、ありがとうございました。

オープニングスピーチ(左から虎頭チーフ、元保健大臣、保健大臣、保健副大臣)

オープニングスピーチ(左から虎頭チーフ、元保健大臣、保健大臣、保健副大臣)

保健大臣より感謝状授与(左から、小熊調整員、菊池専門家、保健大臣、虎頭チーフ)

保健大臣より感謝状授与(左から、小熊調整員、菊池専門家、保健大臣、虎頭チーフ)

全体写真

全体写真

看護助産委員会の皆さまと

看護助産委員会の皆さまと

バーシーセレモニーの様子 1

バーシーセレモニーの様子 1

バーシーセレモニーの様子 2

バーシーセレモニーの様子 2