看護師コンピテンシー改訂ワークショップが開催されました
ラオス保健省は、保健医療サービスの質の向上を図ることを目的として、保健人材を対象とした免許登録制度の整備に取り組んでいます。持続可能な保健人材開発・質保証制度整備プロジェクト(通称DQHPプロジェクト)では、看護師国家試験制度の創設と共に、免許登録制度の二つ目の柱である看護師インターン研修制度の創設も支援しています。
この度、看護師インターン研修のカリキュラムの基となる、看護コンピテンシーを改訂するためのワークショップが、12月9日から12日の4日間、ビエンチャン県において開催されました。保健省、教育機関、医療機関の関係者約50名が集まり、ASEAN近隣諸国の看護コンピテンシーを参考に、活発な議論とともにグループワークが行われ、改訂版看護コンピテンシー(案)が作成されました。看護コンピテンシーは、ラオスの看護師がより良い看護を行うために必要な技術・知識・態度を総称したものであり、ASEAN相互認証制度、看護師の教育制度改善、国家試験やインターン研修を含む免許制度の柱となるものです。
今後は、改訂版看護コンピテンシー(案)に基づき、看護インターン研修のカリキュラムを作成する予定です。本プロジェクトは引き続き、ラオスの保健人材の質の向上に貢献していきます。
看護コンピテンシー改訂に関わる主要関係者一同(=看護師インターン研修カリキュラム作成に関わる主要関係者一同)
保健人材カウンシル看護助産委員による看護コンピテンシー改訂の概要説明
元保健人材カウンシル長によるコメント
グループワークの様子1
グループワークの様子2
グループワークの様子3
グループワークのコメントをするマホソット病院の副院長
メインファシリテーターのアヌソン博士