NFMS DIAF地理情報課職員へのドローン研修の実施
NFMS(National Forest Monitoring Systems/国家森林モニタリングシステム)の構築に貢献するため、森林・土地被覆分類図の精度向上に資する「衛星画像判読ガイドブック」を作成します。
このガイドブック作成のための活動の一部として、「判読ガイドラインのためのドローン空撮研修(屋内講義編)」を実施しました。対象者は、DIAF(Direction des Inventaires et Aménagements Forestiers/環境・持続開発省森林インベントリー整備局)のGéomatique課(地理情報課)7名です。研修は屋内講義編と屋外実習編に分けて行いますが、まず6日間の屋内講義編を6月末から7月初めにかけて、本邦と現地をリモートで結び実施しました。
プログラム概要
1.基礎編
- 1 . 無人航空機とは
- 2 . 機体の各部名称
- 3 . 機体の動き
- 4 . 機体にかかる力
- 5 . 気象
- 6 . 機体の構造と姿勢制御
- 7 . 送信機
- 8 . バッテリー
- 9 . ブレード
2.演習編
- 1 . 使用する機材
- 2 . 機材の確認と組み立て
- 3 . オルソ化
- 4 . 飛行計画
3.注意点
安全な飛行をするために
4.マニュアル
ドローン空撮マニュアルの説明
5.講義理解度チェック
屋内研修の最後には、理解度チェックするため、問題数18問のテストを行いました。テストの結果、正解率は最低でも65%以上、平均では83%と高い正答率が得られました。また講義に対しても、レベルの高い内容の質問を数多く受けており、講義の内容がよく理解されたと思われます。
研修受講者 | 正解率 |
---|---|
A | 94% |
B | 88% |
C | 82% |
D | 65% |
E | 88% |
F | 82% |
DIAF局長(左)・地理情報課課長(右)による開会の挨拶
研修を受講するDIAF地理情報課の職員
今後準備ができ次第、屋外実習編の研修を実施します。