地形図作成のためのデジタル現地調査の技術移転

地形図を作成する際、その主なソースとなる衛星画像や航空写真のみでは確認できない情報(地物(河川・湖沼・鉄道・道路・家屋・植生・顕著な施設など)の属性や名称等)を現地調査により補完することが一般的です。

ブータンではこれまで、地形図の中間データ(ラフスケッチ)、背景画像や印刷した図面で現地調査を実施していました。しかし、印刷コスト、現地での手書き作業による不正確さや手間、作業結果の取り込みなどの面で改善が必要となっていました。このため、本プロジェクトでは、データや画像等を背景にした現地調査用のアプリケーションを開発し、それを搭載したタブレットPCを用いてのデジタル現地調査の技術移転を実施しました。

本技術により、従来の技術に比べて、資料準備プロセスの簡素化、入力値の識別性の向上、データの取り込みの効率化等の効果が得られています。

従来のアナログ手法

従来のアナログ手法

従来手法の成果

従来手法の成果

デジタル手法

デジタル手法

デジタル手法の成果

デジタル手法の成果

写真提供 コンサルタントチーム