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9パイロット保健管区での活動の振り返り

本プロジェクトでは、コンゴセントラル(KC)州31保健管区の中に9パイロット保健管区を設け、成果1(感染症の探知、報告能力が強化される)、成果2(感染症のデータの分析能力及び分析結果の共有体制が強化される)の活動を実施することで、第3回(最終)プロジェクト半期進捗評価会で報告した通り、指標の達成に貢献し、現場関係者もその成果を実感するようになりました。

具体的には、本プロジェクトの前半で感染症疫学サーベイランスシステム(SIMR 3)を導入するために、疫学担当看護師(IS)、住民啓発担当(AC)、主任看護師(IT)、保健ボランティア(RECO)を研修しました。プロジェクト最終年には、KC州保健局保健情報課(BIS)と継続教育課(BAT)のカウンターパートとともに、保健管区へ1-2日の日程で出向き、プロジェクトの半期報告会で作成した実行計画の進捗をIS、AC、IT、RECOと協議し、そこでみつかった課題を解決するための協議と実践を繰り返しました。

保健管区での活動を実施する上でプロジェクトが心掛けていたことは、常にBISと目標と課題を共有し、BISが保健管区の関係者へ直接説明し介入する、という形態でした。また、必要な介入や課題に対する解決策を検討する際は、常にプロジェクト終了後の持続性を念頭に置いた提案としました。このような方針に基づき、保健管区での会議では州保健局BISの参加のもと、保健管区のISが管轄下のITやRECOに介入する機会としました。州保健局とプロジェクトは、このような支援を9パイロット保健管区において同時並行で展開しました。

今回の保健管区での活動を振り返り、BISのカウンターパートからは、「最初は、計画を立てその実践度を評価していくというこんな方法で良いのかと思ったが、継続していくことで現場が変わるということを実感した。これまで多くのプロジェクトがただお金を渡し、そのあと何も残らないということの繰り返しだったが、それとは全く違うアプローチだった。これからもBISから保健管区を継続して支援していく」という言葉が聞かれました。

現在コンゴセントラル州では M-Poxの症例が増加しています。BISは上記の言葉の通り、現在はパイロット保健管区だけでなくKC州内全ての保健管区とのWhatsAppグループで頻繁なコミュニケーションをとり、遅延のない疑い例の収集と報告に尽力しています。

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保健管区の支援に向けた事前準備:BIS職員と目標と課題を共有することで州保健局の能力強化

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保健管区事務所の感染症担当者、地域看護師、保健ボランティア、州保健局保健情報課との協議(Matadi)

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BIS職員の同席の元、保健管区事務所の啓発教育担当職員から保健ボランティアに説明(Nzanza)

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BISの職員の参加の下、疫学担当看護師が地域看護師に疫学データ入力システム(EWARS)の入力方法を説明(Kisantu)

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地域看護師と保健省疫学監視局データマネージャーとのテレビ会議で、システム担当者に直接質問できる機会をつくり、問題を解決(Boma Bungu)

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州公衆衛生検査室室長による保健エリアの検査技師の検体採取に関する知識、在庫のある資材などの現状確認(保健センター, ZS Boma)

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毎回の保健管区での会議の最後には、参加者間で今後の実行計画を作成または更新(Kimpese)

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それぞれの保健管区での2回目の視察では、その地域の保健エリア全ての地域看護師と保健ボランティア(11~21保健エリア)とで一同に会し、感染症疫学サーベイランスの活性化(Mbanza Ngungu)