About Machine Translation

This site uses machine translation. Please note that it may not always be accurate and may differ from the original Japanese text.
This website uses a generative AI

ZIM-SHEPプロジェクトニュースvol.25「北マタベレランド州および南マタベレランド州におけるBaseline調査」

ZIM-SHEPでは、2024年の4月と5月に北マタベレランド州、南マタベレランド州の対象6灌漑スキームでベースライン調査を実施しました。ベースライン調査の目的は、農家自身が、園芸作物の生産や所得、マーケティング、ジェンダー等、農家自身の置かれた現在の営農の状況を認識することです。約500人の農家がベースライン調査に参加しました。

ZIM-SHEPのベースライン調査は、従来の農業普及員が農家にインタビューしてフォームに記入するという一般的な調査とは異なるユニークな活動です。SHEPでは、ベースライン調査を通して、農家は自分たちの農業生産の状況を把握し、ビジネスとしての農業の重要性についての認識と理解を深め、学びの機会を得ることを目的にしています。さらに現在農家が実践している推奨農業技術やビジネスとしての農業の取り組みの状況を把握することで、農業普及員は将来の農家研修のための研修ニーズを確認することができます。

ベースライン調査当日は、まず、農家への調査を始める前に、本省の職員が州や地区の職員や普及員に対して、準備会議をします。会議の中で、効果的にベースライン調査を実施するために、ベースライン調査の重要性、質問票で注意すべき重要な点、農家に営農記録の重要性を説明する方法について振り返ります。

集まった農家は20人以下のグループに分けられ、調査票が渡されます。各グループは本省の職員のサポートの下、州、郡職員、普及員が調査を進行します。質問票の回答後には農家自身が調査に参加して得られた新しい気づきや学びについてディスカッションする機会が設けられます。調査終了後、調査票は農業普及員によって回収され、データを整理してから普及員がオフライン環境でも使えるスマートフォンのアプリに入力し、そのデータをプロジェクト用のサーバーにアップロードします。

調査に参加したある農家は、「この活動では気づきを得られ、勉強になった。」とコメントしました。他にも、「家族の労働や堆肥もコストとして計算することを学びました。」、「営農記録を取っていましたが、損益を計算したことはありませんでした。営農記録を自分たちの農業に役立てる必要があると学びました。」といったコメントがありました。

次に計画されている活動は、プロジェクトが支援して実施する、各灌漑スキームから選ばれた8名ずつの農家で実施する参加型市場調査です。

州職員による農家向けの講義の様子

州職員による農家向けの講義の様子

農家が、州職員の講義を熱心にノートを取る様子

農家が、州職員の講義を熱心にノートを取る様子

ベースライン調査の様子①

ベースライン調査の様子①

ベースライン調査の様子②

ベースライン調査の様子②