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ZIM-SHEPプロジェクトニュース vol.28 「西マショナランド州及びマシンゴ州におけるエンドライン調査」

ZIM-SHEPでは11月6日から8日にかけて西マショナランド州、11月25日から27日にかけてマシンゴ州で合計6つの支援対象の灌漑スキームでエンドライン調査を実施しました。

エンドライン調査では農家自身が営農状況や生計の変化について回答することによりSHEP実施後の変化に農家が気づくこと、また園芸作物栽培やマーケティングなどの現状を農家が把握するために行われました。さらに、エンドライン調査を通して農家たちが次の作付けシーズンに向けて、より良いビジネスとしての農業を営むためのヒントを得る機会としています。

調査に参加した多くの農家たちからZIM-SHEPの一連の研修が高く評価され、作物の適正な栽培技術と販売に必要な能力の強化を目的とした研修にたいして感謝の言葉をいただきました。

SHEPのコンセプトである「Grow to Sell」のアプローチが浸透したことで、畜産(養豚)や、穀物の製粉を行って収入を得るビジネスへの投資を行う農家の様子を確認することができました。さらに、車やモーターバイク、荷車を購入することが出来た農家や、自宅用にとても大きな貯水タンクを購入した農家、テレビや冷蔵庫などの家電製品や家具を購入した農家、家を建て始めた農家の話を聞くことができました。調査に参加した農家のひとりは、「SHEPのおかげで農業のやり方が変わりました。私は新しいビジネスを始めることもでき、自分たちで進めていく方法がわかりました。私たちは大丈夫なので、これからも他の農家のためにいい仕事を続けてください。」と言っていました。

この1年、農家たちは限られた予算の中で何とかやりくりし、歴史的な厳しい干ばつ、電力不足、病害虫の蔓延に耐えることができました。その一助になったものとして農家たちは「Grow and Sell」からSHEPのコンセプトである「Grow to Sell」へと考え方を変え、卸売業者等の市場関係者と頻繁なやり取りを通して関係性を深め、市場が求める作物を作り、販売してきたことが挙げられます。

エンドライン調査は、第三バッチ対象州での最後の活動です。次のZIM-SHEPの活動は第四バッチの北マタベレランド州と南マタベレランド州でのIn-field ToTになります。この活動では農家が市場調査を通じて選んだ作物について、市場の求める質や量を満たせるようになるように、普及員の園芸作物栽培に関する指導能力を強化します。

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農業省の本省職員が調査に参加した農家に質問票の回答の仕方を説明している様子

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農業省の州職員が調査に参加した農家に質問票の回答の仕方を説明している様子

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野菜の売り上げから新たなビジネスとして養豚を始めた女性農家

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農家宅内にて綺麗に保管されている、野菜の収益から新たに購入された調理器具

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男性農家と調査の1週間前に野菜の収益で購入されたオートバイ

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女性農家と野菜の収益で購入した新しい荷車