アジア交通学会で特別賞受賞 他
(1)アジア交通学会で特別賞受賞
2023年9月6日、研究グループ2(G2)メンバーが研究成果をマレーシアで開催されたアジア交通学会(Eastern Asia Society for Transportation Studies : EASTS)2023で口頭発表し、特別賞を受賞しました。G2は、低炭素社会の実現を目指し、バンコク・スクンビット地区で行った小型電気自動車による社会実験の結果を研究論文としてまとめ、同学会で報告しました。発表内容は、アジアおよび世界のモビリティをより良くすることに貢献する研究・実践内容として高く評価され、優秀賞のひとつであるKOTI(Korean Transport Institute) Special Award for Mobility Transformationを受賞しました。
受賞したG2メンバー
(2)タマサート大NECTEC名城大がワークショップ開催
2023年9月7日、タマサート大、NECTEC、名城大がタイと日本の都市デザインに関する大学生向けワークショップを開催し、本プロジェクトのWalkability評価手法を紹介しました。ワークショップはタマサート大建築計画学部で開催され、タマサート大Pawinee Iamtrakul准教授と名城大中村一樹教授が双方の学生を紹介しました。名城大社会基盤工学デザイン科の学生たちは、名古屋市の都市交通計画概要や課題、将来の都市デザイン像やモビリティなどを発表しました。一方、タイ側は本プロジェクトが実施しているVRを応用したバンコク街路の歩きやすさの評価結果を発表しました。またNECTECのDr Teesid LeelasawassukとDr Varunyu Fuvattanasilpが、Walkability評価調査で利用しているVR機器を紹介し、学生達はCGで再現したバンコク街路の歩行体験をしました。体験学習ツアーの一環として参加した名城大の学生たちは、タイ側研究者たちと活発に意見交換しました。また、名城大一行はJICAタイ事務所を訪問し、タイ国におけるJICA事業のブリーフィングを受けました。
Pawinee准教授からワークショップ開会挨拶
JICAタイ事務所を訪問した名城大一行
(3)その他9月の現地活動
2023年9月11日~15日、G2とG3の日本人研究者がバンコクで現地活動をしました。G2は小型電気自動車を使った社会実験(SSVS)の結果を、実験に協力してもらったサービスアパートメントへ報告しました。G3は、本プロジェクトが作成しているスクンビットモデル報告書の進捗状況をタイ側執筆者と確認し、10月20日に予定している本報告書についてのシンポジウム企画案について意見交換しました。また、G3はタマサート大がランシット校内で計画しているSSVS実験計画について研究打合せしました。
タマサート大との研究打合せ