第1回JCCを開催

2021年4月12日、第1回プロジェクト共同管理委員会(Joint Coordination Committee:JCC)が開催されました。

公共事業運輸省(MPWT)Koy Sodany長官とJICA事務所亀井所長の2人が共同議長を務め、MPWTの物流総局(GDL)、陸運総局(GDLT)、計画政策総局(GDPP)や、プロジェクトに関係する環境省(MOE)、農業省(MAFF)、商業省(MOC)、税関総局(GDCE)、入国管理総局(GDI)、カンボジア物流協会(CLA)、バベット国境関係者、ポイペト国境関係者なども参加して、合計78人の大きな会合となりました。コロナ感染防止対策のため、多くはオンラインによる参加となっています。

冒頭の共同議長からの挨拶に続き、プロジェクトマネージャー(PM)であるMPWTのVasim Sorya次官から、2020年11月から開始した本プロジェクトの活動予定やスケジュールについて説明がされました。小林チーフアドバイザーからは、JICAによるこれまでの協力成果(物流マスタープランの承認、プログレスレポートの完成等)を確認するとともに、今後の活動で期待されるアウトプットのイメージ(コールドチェーンアクションプランの策定、トラック近代化戦略の策定、アニュアルレポート作成支援、陸路国境改善の支援等)の説明がなされました。

活動毎に合計6つ設置されている各ワーキンググループのリーダーから、それぞれの活動ポイントの説明もされました。

本プロジェクトで設置されているワーキンググループ(WG)は次のとおりです。

  • グリーン物流政策検討WG
  • コールドチェーン政策検討WG
  • 地域物流ハブ政策検討WG
  • トラック近代化政策検討WG
  • 物流モニタリング評価(M&E)WG
  • カンボジア・ベトナム国境、カンボジア・タイ国境改善WG

後半の質疑応答では、今後の活動の具体化に向けた意見交換が活発になされました。

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第一回JCCの様子

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オンラインを通じて多くのプロジェクト関係者が参加

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共同議長であるJICA亀井所長(左)とMPWTコイソダニー長官(中央)