インターモーダル交通接続性・物流マスタープラン(最終ドラフト版)のステークホルダー会合

JICAは、カンボジアの物流改善に向けた「物流マスタープラン」の策定支援を2018年に行いました。その後、カンボジア政府は、この「物流マスタープラン」に交通分野の計画も追加して、「インターモーダル交通接続性・物流マスタープラン」(インテリム報告書)の名前で、2020年1月の国家物流評議会(NLC)で、承認をしています。

その後、さらに空港分野(新空港の建設計画)やインターモーダル(複数の交通モードを組みあわせた観点)の分析を追加した「インターモーダル交通接続性・物流マスタープラン」の最終ドラフトが、カンボジア政府により取りまとめられており、その内容に関するステークホルダー会合が、2021年6月に開催されました。

コロナ感染防止のためオンラインにより、民間物流企業、カンボジア物流協会、UNDPや世銀、JICAなどのドナーが参加して、MPWTによる説明と質疑応答がなされました。

JICAの物流プロジェクトでは、このステークホルダー会合の開催について、直接的に支援しているわけではありませんが、これまでのJICA支援の「物流マスタープラン」に係る内容が、カンボジア政府による承認の最終段階に入っているという意味で、本プロジェクトニュースにて報告させていただきます。

今後、近いうちにカンボジア政府の国家物流評議会で、この「インターモーダル交通接続性・物流マスタープラン」の最終版が承認される見込みです。

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議長を務めるスンチャントール大臣(出典:カンボジア公共事業運輸省)