副大臣級・同候補者級幹部(National Leaders)対象の訪日研修を実施

2023年10月15日から26日にかけて、副大臣級・同候補者級の幹部行政官計14 名を対象に、東京、金沢、富山にて計12日間の訪日研修を実施しました。

日本側協力機関として、政策研究大学院大学(GRIPS)及び日本国際協力センター(JICE)に受入いただき、グッドガバナンス、産業・経済構造の近代化、リーダーシップ・マネジメントの3本柱に加え、アジアの安全保障、行政におけるDX推進など参加者にとって関心の高いテーマについての講義と視察を実施しました。

富山県では、富山市スマートシティ構想についての講義を受講後、ライトレールなどの公共交通網を視察しました。また、「ベトナム政府高官との経済交流会議 in 富山」(GRIPS、北陸経済連合会、北陸AJEC共催)に参加し、日本企業によるベトナム国内への投資を呼びかけるとともに、北陸の経済界関係者との意見交換を行いました。

本研修総括であるGRIPS横道清孝特別教授や金沢と富山のプログラム総括であるGRIPS工藤年博教授を筆頭に、各分野を代表する教授陣による講義と意見交換は研修参加者にとって極めて有意義で、研修員から講師陣に多くの質問が寄せられ、講義時間を延長してしまうこともありました。

研修終了時に実施したアンケートでは、「今回の研修を通じてベトナムの持続可能な発展にかかる政策立案には人材の質の向上が不可欠であると実感した」、「帰国後もJICA事務所と協力して政策策定に関するセミナ―を開催したい」といった声もあり、研修全体としても高評価をいただきました。

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GRIPS横道特別教授を囲んでの記念撮影

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金沢では津田駒工業株式会社を訪問し、日本のものづくりの現場を視察

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「ベトナム政府高官との経済交流会議 in 富山」での記念撮影