戦略的幹部養成研修 第3回クラス対象 「日本のデジタル化政策」講義実施
ホーチミン国家政治学院(HCMA)にて、2024年10月より開講した戦略的幹部養成研修第3回クラスに対し、須田和博元総務省総合通信基盤局長・素敵なメディア研究所理事長より、「日本のデジタル化政策」をテーマに講義をいただきました。
ベトナムは国を挙げてデジタル・トランスフォメーション(DX)を推進しており、須田氏は、日本の行政や農業といった各分野におけるDXの事例、また日本が現在抱えている課題や国際評価とその原因などを包括的に網羅されました。
また、日本とベトナムが有す多くの共通点(人口規模、国土面積等)や今後ベトナムも直面する少子高齢化社会がDXの推進へどう影響するのか、そして日本の経験を基に、行政と国民の利便性のバランスや、官と民の役割分担など、どういった視点を有すことが重要なのかといった示唆に対し、ベトナム目下の課題として多くの参加者が関心を示していました。講義後のアンケートにおいては、国民を中心に捉えることの大切さ、タイムリーに法令を整備することの重要性を再認識したという声が複数挙げられました。
須田氏による講義の様子