第3回地方省局長・副局長級幹部(Local Leaders)対象の訪日研修を実施
2024年6月30日から7月11日にかけて、地方省の機関に属する局長・副局長級の幹部行政官計18名を対象に、東京と郡馬にて計12日間の訪日研修を実施しました。
日本側協力機関として、政策研究大学院大学(GRIPS)に研修を企画いただき、グッドガバナンス、産業・経済構造の近代化、リーダーシップ・マネジメントの3本柱に加え、日本の地方自治制度、地方公務員制度、地方自治体でのDX推進など参加者にとって関心の高いテーマについての講義と視察を実施しました。
本研修総括を務めていただいたGRIPS高田副学長には、研修の目的である、行政改革の推進および新しい社会経済モデルの構築について、多くの日本の経験が学べる内容の講義や地方視察を組んでいただき、研修員からはベトナムに帰国後、業務改善に役立つヒントを多く得ることができたと高い評価が得られました。
また本研修では、日本側関係者(政府、経済界、学界)との意見交換を通じた人的・組織的ネットワークの構築も目的としており、講義中の意見交換に加えて、ベトナムとの関係が深い群馬県を訪問しました。群馬県庁や伊勢崎市役所ではそれぞれの多文化共生事例を学び、研修員からは管轄の工業団地での多文化共生状況の説明などもありました。多くのベトナム人が中心的な役割を担っている世界屈指の技術を持つ企業の訪問(株式会社小金井精機製作所)では、母国語で企業の現場やベトナム人社員の生活状況を知ることができました。
研修中は団長の人柄や日本で一緒に時間を過ごす中で日々強まる研修員間の結束により、最終日まで活発な意見交換がされました。
ベトナム国戦略的幹部研修プロジェクトローカルリーダー訪日研修
GRIPSでの講義
総務省表敬
群馬県庁表敬・講義
伊勢崎市表敬
小金精機製作所訪問
研修修了後記念撮影