TICAD8 プロモーション出張の実施(タンザニア・ウガンダ)

E-JUSTでは2020~2022年にかけて、TICAD7奨学金により修士を中心とした128名のアフリカ留学生を受け入れてきました。2023年からは、TICAD8奨学金により、博士100名・修士50名の受け入れが計画されており、初年度はこれまでにE-JUSTを修了した留学生を対象とした国際入試を実施しました。2024年からは、学外からの募集も本格的に開始されるため、2023年11月20~25日にて、Sameh 教育担当副学長、Moataz 国際担当副学長代理、Razan 国際課職員、河添業務調整員、日野業務調整員がタンザニアとウガンダの大学を訪問し、TICAD8奨学金のプロモーション活動を行いました。

タンザニアでは、まずダルエスサラーム大学を訪問しました。表敬訪問ではE-JUSTや奨学金の説明が行われ、今後研究者交流などを通じて互恵的な関係を構築していくために、MoUの準備を進めて行くことになりました。TICAD8奨学金案内セミナーでは、現役の学生や修了生、教員など約30名の学生が参加しました。E-JUST卒業生のMr. Jacob Herman(2023年修士卒)からも E-JUSTでの研究・生活の体験などが紹介されました。また、トゥマイニ大学ダルエスサラーム校とダルエスサラーム工科大学にも訪問し、E-JUSTと奨学金の紹介を実施しました。

ウガンダでは、マケレレ大学、ウガンダクリスチャン大学、チャンボゴ大学、ンデジェ大学を訪問しました。各大学とも、共同研究や学生交流、博士課程学生への共同指導など今後の協力に対して強い期待が寄せられました。奨学金案内セミナーにもそれぞれ30~50名が参加し、活発な質問がありました。E-JUST卒業生のDr. Ssettumba Tonny(2019年修士卒)、Ms. Anita Atukunda(2023年修士卒)、Mr. Roice Kalengyo Bwambale(2023年修士卒)からも、それぞれアカデミックと産業界でのキャリアについての経験が共有されました。

最終日には、E-JUSTウガンダ修了生同窓会を実施し、6名の修了生が参加しました。E-JUST側からはE-JUSTの今後の展望やアフリカ修了生ネットワークの重要性などが説明され、修了生からはそれぞれのキャリアの報告がなされました。E-JUSTと修了生の間で、今後のE-JUSTとの関係性や研究者モビリティの可能性について活発な意見交換が行われました。

今回のTICAD8プロモーション出張を通じて、多くの大学と学生、教職員にE-JUSTおよびTICAD8奨学金について知ってもらうことができました。また、意見交換や質疑応答を通じて、E-JUSTとの交流に強い関心があることも明らかになりました。E-JUSTは今後、アフリカの大学と日本の学術ネットワークのハブの1つとなるよう、TICAD8奨学金での留学生受け入れを初めとした様々な取り組みを進めていきます。

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ダルエスサラーム大学の奨学金案内セミナーで自身の経験を共有するMr. Jacob

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トゥマイニ大学での研究室紹介

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ダルエスサラーム工科大学訪問

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マケレレ大学での研究室紹介

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ウガンダクリスチャン大学での奨学金案内セミナー

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チャンボゴ大学の奨学金案内セミナーで自身の経験を共有するMr. Roice

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ンデジェ大学での奨学金案内セミナーでE-JUSTの説明を行う Moataz先生

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同窓会にて修了生の声に耳を傾けるSameh副学長とMoataz先生