学位授与式と初めての学部卒業式の開催(2024年9月21日)
エジプト日本科学技術大学(以下E-JUST)は、9月21日(土)、コロナ禍による中断を経て5年ぶりとなる学位授与式および2017年に開設された工学部、国際ビジネス人文学部においては、初めてとなる卒業式を開催しました。
今回の卒業式/学位授与式の対象となったのは2019年~2024年に卒業/修了した614名(学部:289名、大学院:325名)で、うちTICAD7奨学生 ※ として大学院で学んだアフリカ人留学生8名(ガーナ、ケニア、ナイジェリア、ウガンダ各2名)を含む167 名が式典に参加しました。
夕方6時からE-JUSTメインキャンパスのファイザ・アブルナガ図書館前(屋外)で始まった式典では、E-JUSTのアドリー学長、橋本周司第1副学長らからのねぎらいと激励に加え、理事会議長のハニー・ヒラル元高等教育大臣、理事会副議長の岡浩日本国大使、JICAエジプト事務所の加藤健所長から、これまでの勉学・課外活動等への真摯な取り組みへの賞賛と、今後のエジプト、アフリカ、世界への貢献と日本やアフリカとの懸け橋となることへの期待が述べられました。また、卒業生/修了生代表からは、E-JUSTという特別な環境で得た経験と教職員の支援、仲間に対する感謝とともに、今後この絆を大切に、社会の発展の為に貢献していくという強い志が示されました。その後、E-JUSTの発展の礎を築いたゴハリ前学長へのトリビュート、在学生による送別の音楽演奏をはさんで、すべての卒業生/修了生一人一人に学位記が授与され、参列した600名を超える家族・友人や来賓から熱いエールと祝福の拍手が送られました。
式典には、エジプト政府関係者や他大学の学長らに加え、ガーナやセネガル等のアフリカ諸国の大使、また、日本側からは豊田通商株式会社カイロ事務所の齋藤英典ゼネラルマネージャー、国際交流基金カイロ日本文化センター副所長の小野寺賢人氏にもご列席を賜り、共に卒業生/修了生の旅立ちを暖かく見送っていただきました。
※TICAD7奨学金:アフリカにおける科学技術人材を育成し、将来の科学技術ネットワークの構築に貢献することを目的として、2020年秋学期から3年間でアフリカ諸国からの留学生合計約150人をE-JUSTの工学系大学院に受け入れる、日本とエジプト両国政府の共同プログラム
理事会及び大学執行部メンバーと大学院学位授与者
式典会場の様子
晴れやかな卒業生・修了生たち