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教育・研究力の向上のためのJICA国別研修「FIBHフェローシッププログラム」の実施

国際ビジネス人文学部(以下FIBH)では2023年7月5日から8月9日にかけて、立命館アジア太平洋大学(APU)に教員3名を派遣し、日本式ゼミ教育の充実と研究力向上を目的とした“FIBH Fellowship program”を実施しました。

エジプト日本科学技術大学(以下E-JUST)プロジェクトフェーズ3では、FIBHが「自立的に同大学院・同学部を運営し、学部から大学院にいたる質の高い研究、教育を持続的に実施できるようになる」ことを成果目標のひとつに掲げ、平素より本邦大学の教員の協力によるオンライン共同講義等に取り組んでいます。
この成果目標に向け、これまでにも立命館アジア太平洋大学(APU)の協力のもと、ビジネススクール国際認証の基準を参考に、①大学/部局の理念と連動した学修目標の設定、②カリキュラム開発、③日本式ゼミの実施などの教授法、④研究能力に関するファカルティディベロップメントプログラムを実施してきました。
今回の研修では、立命館アジア太平洋大学(APU) の大竹敏次教授(国際経営学部)の協力を仰ぎつつ、申請された研究提案書をもとに将来的な共同研究に発展し得る研究萌芽を持つ教員3名を選抜し、上述の③と④の取り組みを強化・発展させることを目的に、彼らをFIBHからの代表として同大学に派遣しました。

研修期間中、大竹教授の支援の下、FIBHの教員たちはビジネス情報や金融データ、市場分析を手掛ける国内の企業を訪問し、AIによるビッグデータ解析とその活用について視察するとともに研究に必要なデータの解析手法などを学びました。Bloomberg L.P.東京オフィスを訪問した際、教員のひとりは「迅速に正確なデータ、情報を取得して分析し発信する技術は革新的で、激しく変化する市場へ独自に対応していることが印象的だった。自分の研究素案に対しても大きなインスピレーションを得た。」と語りました。
立命館アジア太平洋大学(APU)では、教員たちは毎日遅くまでデータ解析や書誌研究に取り組みながら、毎週、同学国際経営学部のゼミにも参加しました。教員の一人からは「(E-JUSTと比べて)もっとも違いを感じたのは学生の基礎学力と学習態度。チームワークをもってグループワークに取り組む姿勢、教員からのアドバイスや指示を受け止めて自力で実践してみる習慣が身についている。APUの学生は教員のアドバイスを建設的に聞き入れて課題を進めるので日々成長しているのが目に見えてわかった。」という感想が聞かれました。

8月1日に立命館アジア太平洋大学(APU)で研究進捗についての報告会を開催した後、8月8日に立命館東京キャンパスで研修の成果報告会が開かれ、JICA人間開発部 高等・技術教育チーム 望月裕司企画役より研修に参加した教員たちに修了証が授与されました。
このように、本プロジェクトでは、FIBHが、日本の大学と協力関係のもと、自立してユニークかつ質の高い教育を提供すること、教員の研究力が向上することを目指して活動に取り組んでおります。

(2023年7月14日、 JPX東京証券取引所を見学に訪れたFIBH教員たち)

(2023年7月14日、 JPX東京証券取引所を見学に訪れたFIBH教員たち)

(2023年8月1日、研究の進捗について報告し、APUの先生方からコメントをうけるFIBH教員。研究進捗報告会はFIBHともオンラインでつながれ質疑応答が活発に行われた。)

(2023年8月1日、研究の進捗について報告し、APUの先生方からコメントをうけるFIBH教員。研究進捗報告会はFIBHともオンラインでつながれ質疑応答が活発に行われた。)

(2023年8月7日、MathWorks社を訪問し、データの解析やモデルの作成のための数値計算プラットフォームMATLABの活用について説明をうけるFIBH教員たち)

(2023年8月7日、MathWorks社を訪問し、データの解析やモデルの作成のための数値計算プラットフォームMATLABの活用について説明をうけるFIBH教員たち)

(2023年8月8日、研修成果報告会後の集合写真)

(2023年8月8日、研修成果報告会後の集合写真)