第2回国内支援委員会の開催

2023年10月19日にE-JUSTプロジェクトフェーズ3第2回国内支援委員会がオンラインにて開催されました。会議には、13の国内協力大学、外務省、文部科学省、中東協力センター、日本商工会議所、JICA本部、JICAエジプト事務所、E-JUST両副学長を含むプロジェクトチームが参加しました。

冒頭、JICA人間開発部上田次長からの挨拶に続き、国内支援委員会清水委員長(九州大学副理事)の進行により、岡野チーフアドバイザー(JICA専門家)よりプロジェクト活動の進捗と成果、及び、プロジェクトが終了する2025年1月に向けた残り期間の活動計画について報告がなされました。その後、望月企画役(JICA人間開発部)より、プロジェクト最終年度の引き続きの教員派遣や研修員の受け入れなど協力大学への協力のお願い、及び、2025年2月よりシームレスに開始予定の後継案件の概要について報告が行われました。最後に、清水委員長より引き続きの支援のお願いが述べられました。

状況報告に関しては、2023年9月末に発表されたTimes Higher Education World University RankingsにおいてE-JUSTがエジプト国内1位になったこと(全体で601-800位のカテゴリー)が報告された他、JSPS二国間共同研究やJSTさくらサイエンス、エジプト日本パートナーシップ奨学金等の外部資金を活用した日本の大学との研究、教育面での連携が活発に進んでいることが報告されました。また、日本企業を中心としたインターンシップ、受託研究、奨学金事業等の産学連携の成果についても報告されました。参加者からは、日本以外の欧米、アフリカ、アジアの大学との連携実績、エジプト国内におけるE-JUSTの評価、リベラルアーツ教育の分野での研究連携の可能性等について質問が挙がりました。