第6回日本・南アフリカ大学フォーラムへの参加
第6回 日本-南アフリカ大学フォーラム(6th SOUTH AFRICA-JAPAN UNIVERSITY FORUM(SAJU))が、南アフリカのステレンボッシュ大学で8月27日~29日に開催されました。同フォーラムは、高等教育分野における南アフリカ共和国と日本の間の学術交流・協働の枠組み構築を目的とし、共同研究、学生・教員交流、学生の共同指導を含む日本と南アフリカの大学・研究者間の学術交流の促進を目指すものです。
E-JUSTプロジェクトからは、エルタウィル学類長、シャラフ学類長、岡野チーフアドバイザーが参加し、JICA人間開発部およびケニアのジョモケニヤッタ農工大学(JKUAT)ともに、❝Discussion on Promotion of International Educational and Research Collaboration among Universities❞と題してパネルディスカッションを行いました。パネルディスカッションでは、上田次長(JICA)より拠点大学強化クラスター戦略を紹介し、エルタウィル教授(E-JUST)、ムトゥア教授(JKUAT)より、アフリカ諸国国内・域内大学および本邦大学との連携実践を紹介し、カウンターパートの視点を通じて連携の意義や成果を共有しました。
同パネルセッションには、日本の大学、南アフリカの大学に加え、文部科学省などの行政機関、日・南アの研究支援機関等から約50名が参加しました。フロアからも活発に質問やコメントがあり、ネットワーク形成のためには日・アフリカ間の大学・研究者同士のマッチングが非常に重要で、日本の大学との協働の経験を豊富に持つE-JUSTとJKUATが日本の大学やアフリカの他の大学に対して助言を行うことが期待されるという意見も挙げられました。また、日・アフリカ拠点構想の推進には教員・学生の日・アフリカ間の行き来が重要でそのためにはJICA以外のスキームで予算を確保することの必要性と難しさも関係者間で共有されました。
SAJU終了後には、JICAの個別専門家が派遣されているステレンボッシュ大学を訪問し、ステレンボッシュ大学、E-JUST、JKUATを拠点とした連携について意見交換を行い、今後3大学間連携を進めていくことを確認しました。
会場の様子
パネルディスカッションにおけるエルタウィル教授の発表
パネルディスカッションの様子