【ザンビア・コンゴ民】第3回アフリカ公衆衛生国際会議(CPHIA 2023)に参加しました!

International Conference on Public Health in Africa (仮訳:アフリカ公衆衛生国際会議、以下「CPHIA」)は、より良い保健システムの構築を目指し2021年から行われているアフリカ疾病予防管理センター(以下、「アフリカCDC」)主催の国際会議です。第3回となるCPHIA 2023は、幸運にも当プロジェクトが実施されているザンビアの首都ルサカで開催され、当プロジェクトも本会議に参加しました。

プロジェクトの実施機関であるザンビア大学獣医学部と北海道大学人獣共通感染症国際共同研究所(以下、「北大人獣研」)が共同で出展したブースでは、当プロジェクトで行っているコウモリの研究や北大とデンカ株式会社が共同開発したエボラウイルス病の迅速診断キット「クイックナビ-Ebola」の紹介も行いました。11月27日から30日の期間中に150名を超える参加者がブースを訪れました。

北大人獣研所長で当プロジェクトのチーフでもある髙田教授は、SciDev.Net(https://www.scidev.net/global/)という科学系ニュースサイトのインタビューを受け、クイックナビ-Ebolaの説明を行いました。インタビューは2024年1月にポッドキャストで公開予定です。これらの広報活動を契機に、アフリカで本キットが広く使われていくことを期待しています。

11月29日にアフリカCDCとJICAの共催で実施されたサイドイベント「Pathways for strengthening laboratory workforce in Africa」では、当プロジェクトのザンビア側カウンターパートDr. Changula(ザンビア大学獣医学部)、コンゴ民主共和国側カウンターパートDr. Makiala(国立生物医学研究所)らが登壇し、JICAのPREPARE(注1)等を通じ行われてきたラボ人材育成のための取り組みが紹介されました。


注1:JICAが取り組んでいる「健康危機対応能力強化に向けたグローバル感染症対策人材育成・ネットワーク強化(PREPARE)」。詳細は こちら

本イベントは、アフリカ全体で協働してラボ人材育成と感染症対策に取り組む必要があることを再確認する機会となりました。本プロジェクトで活躍するカウンターパート達が、アフリカの人々を感染症から守る中心的な存在に成長していくことを期待しています!

プロジェクトの活動は北大髙田ラボSNSにも掲載中。ぜひご覧ください!
Facebook: https://www.facebook.com/Prof-Ayato-Takadas-Laboratory-110477854810495
X(旧Twitter): https://twitter.com/ProfTakada

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ザンビア大学獣医学部・北大人獣研のブースにて-

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エボラ迅速診断キット「クイックナビ-Ebola」の説明を行うカウンターパート

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SciDev.Netの取材を受け、クイックナビ-Ebolaの説明を行う髙田チーフ

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サイドイベントで発表を行うDr. Makiala(左)とDr.Changula(右)

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サイドイベントの成功を祝し、プロジェクトメンバー集合!