第1回JCC(合同調整委員会)を開催しました

2021年9月28日、公共事業省(DoW)による第1回合同調整委員会(Joint Coordinating Committee/JCC)が開催されました。JCCは、プロジェクトの意思決定機関で、カウンターパートである先方政府の高官やJICA関係者など、プロジェクトの全ての関係者が集まり、活動の進捗状況を確認するとともにプロジェクトの問題点や課題などを話し合い、今後の方向性を合意するための重要な会議です。
今回の会議で、JCCメンバーは、下記の9項目を確認・合意しました。

  • 更新された業務計画の内容に合意したが、COVID19のため2021年4月からパプアニューギニア国への入国が制限されているため、進捗が遅れている。
  • 遠隔通信システムを利用したトレーニング方法について、柔軟に対応すること。ただし、COVID19の悪影響が収束するまでの間は、通信事情の悪い地域では遠隔操作ができないため、他の地域を優先する。
  • パプアニューギニア国財務省から資金提供を受けた後、2022年4月までに本プロジェクトの対象4州についてパイロッ ト事業のための十分な予算を割り当てる。
  • 本プロジェクトの対象4州(モロベ州、西ハイランド州、東セピック州、西ニューブリテン州)において、メカニック、オペレーター、土木技術者、測量士、設計士のトレーナーとしてパートタイム職員を配置する。ただし、各州の職員には単独または複数の任務があること、国内ではCOVID19の影響により、自県から他県への移動がロックダウンされるなど制約があるため、次回のJCCまでモニタリングし、実用化するかどうか評価する必要があること。
  • 本プロジェクトの対象4州)に常勤のメカニック、オペレーター、土木技術者、測量士、設計士を配置する。
  • パイロットプロジェクトの準備作業(測量、設計、実験室試験など)のための機器を調達すること。
  • スペアパーツや特殊サービスツールの購入予算をトラストアカウントで調達すること。
  • 国立機材再生センター、各州のデータベース及び機材整備施設を改善すること。

第1回JCCの様子

第1回JCCの様子

第1回JCCでの、JICA代表のスピーチ

第1回JCCでの、JICA代表のスピーチ