道路整備能力強化プロジェクトフェーズ2
Project for Capacity Development on Road Maintenance Phase 2(CDRM2)
実施中案件

- 国名
- パプアニューギニア
- 事業
- 技術協力
- 課題
- 運輸交通
- 協力期間
- 2021年3月~2025年3月
プロジェクト紹介
パプアニューギニアは険しい地形や厳しい気象により、幹線道路の維持管理が難しく、また未舗装道路の大部分の状態が悪いため、その通行に支障が生じています。また、維持管理が十分ではないため、農産物の消費地への輸送や住民の公共サービスへのアクセスを阻害し、国内経済と社会の発展を妨げる大きな要因になっています。公共事業省(DoW)が管轄する国道の総延長9,500キロメートルの内、舗装率は22パーセントにとどまり、残り約7,400キロメートルは未舗装です。地方部における未舗装道路の維持管理作業は、DoWが各州におく建設機材局(PTD)が実施しています。日本は、無償資金協力で建機を供与し、2013年から2017年まで技術協力「道路整備能力強化プロジェクト」(フェーズ1)を対象4州(東セピック州、モロベ州、西ハイランド州及び西ニューブリテン州)に実施した結果、PTDの建機の運用、管理能力、未舗装道路の維持管理が向上しました。今回の協力(フェーズ2)は新たな対象4州(マダン州、西セピック州、西部州、東ニューブリテン州)のPTDにおいて、新たな建機の無償資金協力(経済社会開発計画)と連携して、未舗装道路の維持管理向上のための体制の改善、実務能力向上のための研修の実施、建機の効率的利用の推進、DoW本省PTDの調整機能強化を行うことにより、対象州のPTDの未舗装道路維持管理能力(組織・運営・技術面)向上を図り、これにより対象州のPTDによる未舗装道路の維持管理の適切な実施に寄与します。